言の葉

『この人この世界』ギョッとする江戸の絵画・14 奇想天外の仙人たち−曾我蕭白

応挙はアーティザン(職人)であって、自分はアーティストなのだと。 だったらどうして応挙の描いた美人画と顔かたちが酷似してんだよ; モチーフは確かに全然違うけど、骨格の取り方とか肝心の姿がよく似てんだよ。言っちゃ悪いけどちょっとその美人絵って…

『美の巨人たち』藤島武二「室戸遠望」

まあなんというか、この人生じゃ自分の内心をバラすわけにもいかんだろーと。 実際、なんつーかどうなんでしょうね、新しい派が出来た時にそちらに参加していたら文化史に名は残ったんでしょうか、そうでもなかったんでしょうか。 それにしてもどうでもいい…

『美の巨人たち』ボッティチェリ「春(プリマベーラ)」

あの馬鹿っ高そうな香水店のインパクトにいまいち気を取られてしまい掛けましたが。 (しかし褒めたら笑い流されそうな勢いだ、「高そうですね!」と褒めてみよう)(←褒め言葉にもうちょっとでいいからセンスないんですか、てかそれ褒めてるんですか?) お…

『アートエンターテインメント 迷宮美術館』狩野派の野望

なんか、みつるさんみつるさんと司会のお姉様にやけに連呼されていた気がするんですが、出演者一覧に載ってないと思ったら「326」と書くのか、はーん。いや真面目な話、人名と思わずに見逃しておりました。 ちょっと可愛い感じの人ですよね、わりとイラス…

『美の巨人たち』平櫛田中「鏡獅子」

ひらくし・たなかと至極ナチュラルに読んだ挙げ句。 あー、美保純とかそんな系統(多少年齢行った男性陣が昔お世話になったという女優さん)(前半の説明いらねぇよ)の名前よね、と納得しました。 どっから謝っていいかよくわかりませんが、ひらくし・でん…

『この人この世界』ギョッとする江戸の絵画・#3 「自己流」の迫力−白隠

まあ、絵師さんとして取り上げたわけではないんだよん。 という言い方を辻さんもしておられたんですが、まるっきりあれですね、坊主としての一生の中の、あくまで付属としての絵、といった感じでしたね。 絵で聖典(や、お経ですがここでは)を表すというと…

『美の巨人たち』ホッパー「二人のコメディアン」

“ホッパー”で検索してみたら、下のページがトップで出てきてしまいましたもので。 愛を感じるというか、ぶっちゃけ細かいっすネ。 どう見ても素でファンです、本当に(ry それにしても同じ画家を取り上げることもあるんですね。 いや、映像で見れない過去…

『美の巨人たち』レンブラント「笑う自画像」

Wiki君にページがあったのでそちらにしましたが。 『美の巨人たち』の公式にはタイトルの後に(ゼウクシスに扮した自画像)という但し書きが付いていますな、番組内ではちゃんとした道筋で説明してましたけど、明言しちゃっていいものなのかな? そうい…

『この人この世界』ギョッとする江戸の絵画・#2 身もだえする巨木−狩野山雪

いつもながら、全然関係ないことを語り倒していたらさくっと消えました。 いやたまに消してしまうんですけどね、作業してるのがテキスト形式なもので救済手段がなんもないというかなんというか。 Wikipedia:狩野山雪 なにを語っていたのかというか…

『この人この世界』ギョッとする江戸の絵画・#1 血染めの衝撃−岩佐又兵衛

というか、いくら珍しいと連呼されても、浮世絵ではありふれた題材...orz と思ってしまいますもので、いまいち話に乗れない部分がありました。 Wikipedia:岩佐又兵衛 いや、江戸の初期、いわばこの人自身がのちの浮世絵の先駆者とも言われている人…

『美の巨人たち』ゴーギャン「我々はどこから来たのか 我々は何者なのか 我々はどこに行くのか」

やかましい。 と、タイトル(今回は絵の名前ですな)を見返していてついうっかりと思いました、思春期じゃあるまいし! とか、今度はナチュラルに思春期を迫害してるようなことを言い出すわけですが、なに同族嫌悪です。 お気になさらず。 Wikipedi…

『私のこだわり人物伝』折口信夫−古代から来た未来人 第4回 未来で待つ人

おー、項目あったあった。w しかしまあこんな長いのは読むの面倒いわけですが、確か聖徳太子の前後に導入されたんだよん、という冒頭部分はさすがに押えました。 Wikipedia:日本の仏教 ところでまあ、3回と間違えて先に4回を見てしまったわけで…

『この人この世界』ギョッとする江戸の絵画・#8 機知+滑稽・風刺の心−歌川国芳

ぶっちゃけて、「猫好き」しか覚えてないと言ったらまあ大袈裟ですが。 正直、あまり大層な印象がなかったというのが実際のところでしょうか、つーかわりと記憶に新しかったもんで一度目流し見しちゃったんだよね。 (>『美の巨人たち』歌川国芳「猫のすゞ…

『美の巨人たち』印象派のパラダイス

とりあえず、モネの真っ当さに乾杯でもすべきでしょうか。 てゆーか、他の奴らが悩んでいるのは本当に芸術のことなのかそれ?! と、突っ込むべきなのか、ようわかりませぬ。 『美の巨人たち』:“印象派のパラダイス” リンクつないでみたんだけど、詳しい内…

『美の巨人たち』三橋節子「花折峠」

意地悪な花売りが、ある日、優しい花売りを川に突き落としましたよ、という昔話が元なのですが、ぶっちゃけそんなことをして一体なにが楽しいのかと小一時間(ry お前ふざけてんのかという感想ですけどもね。 本来の話では彼女は花に助けられたそうですよ…

『美の巨人たち』エド・ヴァン・デル・エルスケン「セーヌ左岸の恋(写真集)」

しかしあの兄ちゃんの取り得は可愛い顔ですかと。 過去を振り返る時に美化したいもんだしなー、オヤジはー。 みたいなことを素で思っていましたすみません、今も続行してそんな感じなのでもっとすみません、改めませんが自分でも失礼かなとは思わないでもあ…

『私のこだわり人物伝』折口信夫−古代から来た未来人 第3回 芸能史という宝物庫

金春禅竹といえば、世阿弥が「金オクレ」と手紙を送った人ですな。 という、トリビアを通り越してなにで覚えとんねん貴様、という内容から初めてみたいと思います。や、世阿弥の娘婿でね、なんで息子とか甥(こっちが実質的に後継いだ)じゃねーのかなー、と…

『この人この世界』ギョッとする江戸の絵画・#6 天才は爆発する−葛飾北斎

まあ、日本人なら“教養”よりワンランク下の知識、かな? 絵は見たことあります、名前は聞いたことありますって人はもっとずっと多いんじゃないでしょうか、もともとこのシリーズは「奇想の系譜」という本が元になっているらしくて、そこで扱うにはちょいと恐…

『私のこだわり人物伝』折口信夫−古代から来た未来人 第2回「まれびと」の発見

しかしとにかく無理強いだけはいけないと思うんだよ、しのぶちゃん。 (なにを見ながらなにを言っとる。) というわけで、≪まれびと≫でWiki君を検索してみたもののほとんどまとまった情報が得られず、なんだったか沖縄の神がそんな名前が付いてたよーな…

『私のこだわり人物伝』円谷英二−特撮の神様 第4回、ここに特撮あり!〜唐沢俊一が選ぶ円谷特撮名場面

タコの着ぐるみを作るのが面倒かったんで。 しかし、いざセットに乗せてもタコが動かなかったんで、ちょっぴり火で炙ってみましたよというのはタコにとってはいい迷惑なんじゃないかと思います、という第4回。 動物愛護団体が怒ってもまー、しょうがないか…

『美の巨人たち』入江泰吉「斑鳩の里落陽」

とある作品の解釈というのも要は一つの「作品」だなぁ、と思うわけで。 それはこんなぐだぐだのウチみたいなところでも、どんなに軽くても案外と一緒なわけで。そのレベルの高低はもちろんあるわけですけどね。 『美の巨人たち』:「斑鳩の里落陽」 (奈良市…

『美の巨人たち』ガウディ「カサ・バトリョの椅子」

モデリアーニ兄弟がクドいと思いまス。 ガウディさんと同時代の対極的っつーか批判的だった建築家、コルビジェさんの作った建築の人体寸法のことらしーですよ。 いや面白かったというか、楽しかったですけども正直。 てゆか微妙に動きが卑猥なんすよ、卑猥。…

『この人この世界』ギョッとする江戸の絵画・#5 猛獣戯画−長沢蘆雪

Wikipedia:長沢芦雪 丸山応挙って名前はよく聞くんですけど、性格面に関しての噂は耳にしたことないな、、、というか後世に残るというのはまあ多分、よっぽどのことなんでしょうが。 しかし弟子であるこの芦雪(ろせつ)が、なんでか性格のことば…

『美の巨人たち』鴨居玲「1982年 私」

美男子だったんだそうですよ、てかまあ確かにそうですが。 好みよりちょっと濃すぎるっていうかぁ(誰も聞いてないっス)。 『美の巨人たち』:「1982年 私」 (石川県立美術館所蔵) ところでこの回のモチーフの双子が可愛いっすね。なんで双子なのかという…

『私のこだわり人物伝』折口信夫−古代から来た未来人 第1回「古代人」の心を知る

なんで折口信夫のことを知ってるのかというと、どっかの漫画か小説に出てたというわりと他愛ない理由だったりします。結構アレンジされてたから、まあそれをそのまま信じてたら「知ってる」とゆーレベルでもないんですが(そもそもがオカルト物だったのでフ…

『美の巨人たち』フランシスコ・デ・スルバラン「聖ウーゴと食卓の奇跡」

Wikipedia:フランシスコ・デ・スルバラン 時折この番組の演出が鼻に付くことはありますねぇ。 梟と双子(次回)は絶賛してもいいと思うものの、なんとなく納得が行かないというか。「闇」と「光」の対話で構成された今回はあまり好きになれない。 …

『美の巨人たち』植田正治「砂丘シリーズ」

変な写真。 『美の巨人たち』:「砂丘シリーズ」 (鳥取県・植田正治写真美術館所蔵) 素直な感想を口にしてみよーと思ったらかくなる具合になりましたとさ。んで、写真に詳しくないことを一旦書いていたんですが、そんなふうに断るまでもなくウチは代々美術…

『美の巨人たち』アンリ・ファンタン=ラトゥール「バティニョールのアトリエ」

マネとモネが似てるっつーのは、多分民族が違う日本人だからで、勝手に遠くからそう思っているのヨね。なんてことを常々考えてたんですが(もうちょっとマシなことに脳のリソースを使えないんですか)。 なんだよ、当人たちも同じこと考えていたのかよ?! …

『美の巨人たち』フリードリヒ「雲海の上の旅人」

梟がラブリーということで全ての感想を締めたいと思います。 (だからそれ、思い切り良く脇ネタ。) 『美の巨人たち』:「雲海の上の旅人」 (ドイツ・フォルクヴァング美術館所蔵) いっやー、こういう小ネタが入るのって楽しいっすね。ww 森や自然の中で…

『この人この世界』ギョッとする江戸の絵画・#4 絵にしか描けない美しさ−伊藤若冲

Wikipedia:伊藤若冲 あー、Wiki君に絵が一枚もない。 ここの画像の管理ってどうなってるんでしょうね、確か画像ってある程度以下の大きさだったら大丈夫とか聞いたことがあるような気がするんですが、肖像権でピクセル単位の話だからちょっと…