『美の巨人たち』ガウディ「カサ・バトリョの椅子」

モデリアーニ兄弟がクドいと思いまス。
ガウディさんと同時代の対極的っつーか批判的だった建築家、コルビジェさんの作った建築の人体寸法のことらしーですよ。


いや面白かったというか、楽しかったですけども正直。
てゆか微妙に動きが卑猥なんすよ、卑猥。ってか、コルビジェ嫌いー、とか横で見てた母が言いやがりました。この回自体はガウディさんです。


って、えー? ガウディを今まで扱ったことがなかったのかしら。
いや過去は振り返らない性質なもので今までの項目見たこととかないですが、もしかしたら≪サグラダ・ファミリア≫辺りはすでに取り上げちゃってるのかもしれませんが、あれは鍾乳洞を引っ繰り返したみたいな模型とか。
あと、今日本人が引き継いでるんですよーん、ということで有名ですな。


てゆかコルビジェさんは「直線萌えー」な人だそうですヨ。


あれが駄目なのよ、あれがっ、と母がゆいました。
母は都市設計がどーたらというようなことに関っていたよーな気がしないでもないんだけど(なぜ曖昧)、直線ばっかの都市は温かみがなくて嫌んだそうなのですよ。画一的とも言いますね、多分。




しかし私的には、ガウディさんはいいけどさー。
「ぜんえいてき」なデザインの建物とか彫像とかってなんかバランスを欠いていて不快感を覚えることがないでもないので好きとは言い難いかなぁ。直線的ならとりあえず可はないけど不可もないじゃんよ。
丸けりゃいいってもんじゃないんですよ、丸けりゃ。


まあ前衛的っつーのが刺激を与えるものであるのならしゃあないわけですが。
君の能力とじゃなくて、趣味が合わないよね、といったところですよ。


けれどなんでか知りませんが、ガウディの曲線は心地よいっていうか、なんかよさげっていうか柔らかそうというか。「一体どうやって切り出しとんねん」というか。
(ラストなんですか。)
なんか全体的に生き物っぽいよね、“カサ・ミラ”なんて油断してるとばっくり食われそうですよ、てゆかあれを作らされた職人はストレス溜まらなかったんでしょうかというかー。デザインするのはいいけど作る人間の身にもなれよというか。


いいんですよ、コロニア・グエル教会堂とかサグラダ・ファミリアとかは!


お前住宅まで作っとったんかいというか、グエル邸ではさすがに大人しいものの、「あ、大人しい」と思ってたら家具がぶっとんでるし。
いいんだよ、門のドラゴンの彫像は素晴らしいから!
でもあれ見ててもどうやって作ったんだか想像もつかねーっ。




てなことをモデリアーニ兄弟がいろんな人に教わってました。


というか、やっぱりモデリアーニ兄弟は、コルビジェさんのとこならともかくちょっと余所様のガウディさんのところではしゃぎすぎだったよーな気がします。ところで男と女で一対のほうが理に適ってるんじゃないかと思ったがどうなんだ。
あれは体格差があったんだろうかないんだろうか。


(ところで完全に脱線なんですけど、なんで日本に向かったのかしら?)


Wikipediaアントニオ・ガウディ


へー、スペインの人なんだー(をぃ)。
いやもう、何派がどうとかそんなこととはほとんど関係がなく、ガウディはガウディなんじゃないかと思います。サグラダ・ファミリアまでは時代によっちゃあ建てられなかったかもしんないけど、他の物はなんとかなった気がしないでもありません。
むしろ必要なのは職人の親か。
しかしなんかしらの職人でさえあれば、そっからどうにかして別のジャンルも制覇してなんとかしてもーたような気がします。


本気であの木はどうやって削りだしたのっ?!
(母がゆーてたんだけど、女性の脚線ではないかと、あのテーブル。)
あと、金属加工もすげーよなぁ、絶対普通の工房じゃ請け負えねぇってあの水準。曲線はいいんだけど多重構造ってどこまで凝れば気が済むんじゃい。


この方死ぬまで働きづめで。
なんちゅか、現場に泊り込んで外出てた時に市電だかに撥ねられて亡くなられたらしいのですが、心底楽しかったんだろーなと思うのですよ。
いわゆる、需要と供給が釣り合ってた芸術家さんなんじゃなかったかしら。


もっと作りたい物あったんじゃないかなぁ。