『私のこだわり人物伝』円谷英二−特撮の神様 第4回、ここに特撮あり!〜唐沢俊一が選ぶ円谷特撮名場面

タコの着ぐるみを作るのが面倒かったんで。
しかし、いざセットに乗せてもタコが動かなかったんで、ちょっぴり火で炙ってみましたよというのはタコにとってはいい迷惑なんじゃないかと思います、という第4回。
動物愛護団体が怒ってもまー、しょうがないかなレベルですが。
食われるタコには反応しないんだろうか、、、うーむ、わからん。
(調理の時にも生きたまま煮るしなぁ。)


ところでどうしても連続物ってどこからどこまでだったか忘れてしまう...orz


いや待て、タコをそのまま画面に使うんかい?!
というところに驚くべきなんだろうか、まあ正直、あの軟体動物の動きはCGが出てこない限りなかなか再現できないと思いますが。ああ、コマ撮りって手が、うーん、軟体動物だとどうなのかなぁ?
クレイアニメーションってあるけど(粘土細工)、あれはああいう世界観だから成立するのであって、実写にぽん、と並べても違和感がするだけだしなぁ。


四つ足怪獣ってのも、スーツアクターさん(着ぐるみ着る方)の負担が大きくてなかなか難しくなっちゃってるんだと言いますしね。今は素材が変わって、負担が少なくはなってるのかなぁ、電飾なんかは確実に技術上がってるらしいですが。
それこそ、今の時代に生きててももっと後でも。
新しい技術に尻込みしたりしなかったろうなぁ、タコよりゃマシだ。w




まあなんとなく、円谷さんがいなきゃ今の水準にもない気がしますが。


いやところで、偶然なんですが(だって前からあんなじゃんねぇ)、唐沢さんと円谷英二氏の格好というのは極めて似てますね。一応唐沢さんはメガネですが、サングラスに掛けかえててもあんまり違和感のないところといい。
黒シャツに濃いグレーのスーツといい。
しかもそれで別に違和感がないところといい。
なんかこう、「素人じゃない臭」というのがするじゃありませんか、あの人、なんのネームプレートも付けずに文化番組の隅に座ってても顔知られてなくてもその手の人ですよ。なんとなく頭で食ってそうですよ(芸術家とは微妙にまた違う)。


んで今回は、初代ウルトラマン科学特捜隊の紅一点、フジ隊員と。
なんだったか特技監督氏が同席してました、すみません、そこまで知らない、、、っ。やー、一応脚本家だけは古いスタッフでも少しわかるんだけど...orz
実相寺監督はまあ、ウルトラ見てりゃどっかで聞くんですが、そのくらい。;


そいや、このシリーズのどっかでもメトロン君出てましたね。
初回放送見てた時はあんましなんも感じてませんでしたが、何度か繰り返し見ているうちに実にラブリーだと気付かされましたよ、ちょっとお馬さんに似てる。
彼をちゃぶ台に座らせた実相寺さんのセンスを否定することには今後戦って行きたいと思います(いや、そこまで否定されてないし)。




あとは維持が大変だとかで、各シリーズで数回が限度という円谷大プール。


じゃないや、今のは縮小されてしまったのか借り物なのか(確か『ウルトラマンガイア』で使ったことがあると聞いたよーな)、その跡地を三人歩ってられました。
わりと有名なのがペスターっちゅー、怪獣一体の中に二人が入ってる回で(隊員に絡んだ話でもあるし)、その写真は何度か見たな。確か雑誌の取材が入った関係でちゃんとした写真が残ってるからだったっけかな?
しかしこのペスター、オイル飲みの上に火を吐くらしいです、無謀だなぁ。


特技監督氏の語る円谷さんは「よし、なんとかやってみよう」の人で。


とあるシーンをどうやって撮るかという会議で、大見得を切っていたのでどうするんですかと聞いたらば、これから考えるよ、という答えが返ってきたという。
それでまあ、実際になんとかしちゃってたという。w
いや、その信用がなければ困ったちゃんだよなぁ、うむうむ。


なんか常に新しい物を撮ろう撮ろうとしてた人だったようですよ。
そだね、今の特撮って、別に見て驚くってことないもんなぁ、それで違和感なんか感じたことはないけど、寂しいと思う人もいるのかもしれない。




“フジ隊員”が語っていたのは「巨大フジ隊員」回。
英二氏はもう一線というわけではなかったので、ウルトラマン時、あまり当人の印象というのはないんでしょうね。セットに目を向けず、いかにも操られているかのよーに、壊さなきゃなんないのに意外と堅かったですー、と語っておられましたヨ。
切れ目入れてるとこにヒットさせなきゃいけないらしいんですよね。
いやでも、ちらっと見てた感じもなかなか無機質で良かったですよ?


そういや、最近のウルトラマンのメイキングでも。
きっこきっこと壊すところに切れ目入れてたなぁ、技術は巡るってやつなのか、それとも進歩してないって話なのか。まあ、面白ければどっちでもいいや。w