蟲師

第十八話「山抱く衣」

正直言って別にこう、化野先生に売りつける点に拘らなきゃいいよーな気がするのですが、だってあの絵師の絵ってだけで売れるんでしょう? それとも全般的にヌルい人だから彼を騙すのが癖になっているのか。 しかし別にもともとの「性能」と言い張らなくても…

第十七話「虚繭取り」

全く個人的なことなのですが、「自分の分身がこの世のどこかにいるのかもしれない」という感情はちょっとぞっとするというか、胸に来るものがあります。もちろん私にはそんなものは存在せず、彼女は実際に自分が契機になって失ってしまった現実の双子の姉? …

第十六話「暁の蛇」

要するにまあ父ちゃんは二重生活だったんだよ! という話です、すみません蟲のことを潔く無視ってしまったりして、あまりそういうテーマ性とかに拘らないもので。というか、なんかいい人に憑り付いたかなぁという気がします、なんだったか忘れたけど記憶を食…

第十五話「春と嘯く」

蟲に人に近いような意思がないってのは作中繰り返されてますが。 だから人に利するようなことがあってもそれは善意ではなく。 5話の水蠱さんは(さん付けはもともと私的にデフォ)(異形だろうが下手すると武器だろうがほとんど敬称付けー)、ありゃまああ…

第十四話「籠のなか」

まー、良かったわねぇ、とまとめやがりました母。 この人のシンプルなところは素晴らしいと思います。 妻と二人で、一人の子ども見てた時と、自分ひとりで二人の子どもだよ?! とか言いましても通用しませんでした(己の見方も変だろう)。 今回の「蟲」は…

第十三話「一夜橋」

よく見たら、『蟲師』のレビューがどんどん隙間だらけになっていっていたので、とても反省しました。これでは雰囲気だけと罵られても仕方がない。 千里の道も一歩から。 っつーか、まあ歩きたい方向にてんでに進めば千里くらいは行くんでしょう、別に真っ直…

第十二話「眇の魚」

だいたい、ギンコの六割五分くらいの容量の少年が、空を見てなにか大きな影に怯えているのだけれども傍らにいる母親にはそれが通じない。まるで信じない。 崖崩れに巻き込まれて母親を喪っても。泣きもしなかったよーな。 彼の見えている世界はどうも、異形…

第十一話「やまねむる」

――で、結局、山に穴が開いてたのはなんだったんじゃい。 などという、無粋な突っ込みをかましてしまいます、この回。 あの穴の空きっぷりは凄まじかったです確かに、ギンコでなくともなんかついふらふらっと行っちゃうよ。しかしまあ、余人には見えないらし…

第十話「硯に棲む白」

たがねサンについうっかりと萌えてみました。 てゆか、フリーの女性ってなんか珍しいよな?! えーと、今回はそんなに濃いわけでもないのに、妙に印象に残る化野先生再登場、てか今回元凶。超元凶。 どのくらい元凶かというと、ギンコが認めてるレベルです。…

第九話「重い実」

なんとなく、一番好きな距離感かもしれません。 てゆうか私はいまだに、どーもギンコの物の考え方ってのが上手く掴めないんですけれどね、非難でなく、それが自然というよーな気もするのですが。 いや、変化するのがね。 (しかしどこが違って見えるの? と…

第八話「海峡より」

要するにどこに落着する話なのかなと考えてみると。 「いいんだよ、持ち主はもういない」 なのでしょうかね、洋服だけでなくて、あのおにーさんにも当て嵌まることで。まあそんなものなのかもしれません。まだ好きなんだね、というか。 それをね、あの新しい…

第七話「雨がくる虹がたつ」

話の構成によって、立ち位置というものがあると思うのですが。 いやもちろん、言動なども含めてですが、私が今のところ一番ギンコが「近い」と思ったのはこの話かなぁと。 いや、いつもどこか遠いヒトじゃないですか。 仕事とは関りのないところで救おうとし…

第六話「露を吸う群」

「蟲を安易に利用すれば報いを受ける」 というギンコの言葉は、きちんと等価に返っては来なかったように思います。 その彼は人に殺されてしまった。 そして彼の受けるべき報いは、その犠牲になっていたはずの少女と、その少女が戻ってくるのをなによりも望ん…

第五話「旅をする沼」

うわ、データ飛ばしました...lllorz とりあえず、いおちゃんと水蠱さんのラブストーリーだったというような結論の出ていた内容だったと思うのですが、ソレを再現するつもりはありません。 書くってどうしても水物だしね。 旅をして、馴染みの学者(?)のと…

第四話「枕小路」

いやでも私は、あのオトコの人を助けることは出来たと思いますよ? なんていうのか。 「アンタは悪くない」 のあとに。 「蟲も悪くない」 とは呟かなきゃ良かったんですよ、もちろん悪くはないんですけれど、蟲に選ばれたことが不運だったという表現にすれば…

第三話「柔らかい角」

雪が音を吸うのかな。 それとも単に寒いからなのかな。 冬って音が少ないですよね、あ、でも昼と夜とでも音の量って違うかなぁ。都市だと、光も音もけして完全には途切れないんですけれど。 都会に憧れるって。 夜中になっても「なんかある」。 フツーなら家…

第二話「瞼の光」

あだだだだ。。。 アバレキラーの回を書いている際なので(挫折し続け;)、思考を切り替えようとしたら現実の痛みを感じました、なにやってんだ私?! しかし本当に痛い。; ≪蟲師≫キーワードで直接来た方、平べったくごめんなさい___o_ 光に激痛を感じる病…

第一話「緑の座」

どう言えと?! うわ、なんちゅーか、レビュアー泣かせってのは本当だなァ。 さてつらつらと書いてみるに、ていうか私はこのアニメの原作はざくっと1巻を読んだにすぎなかったりする。合わなかったというか、ぶっちゃけ立ち読みなのだが。 (シリーズ1巻だ…