第十話「硯に棲む白」

たがねサンについうっかりと萌えてみました。


てゆか、フリーの女性ってなんか珍しいよな?!
えーと、今回はそんなに濃いわけでもないのに、妙に印象に残る化野先生再登場、てか今回元凶。超元凶。
どのくらい元凶かというと、ギンコが認めてるレベルです。
それってつまり、性分を通り越して生態ということですか一体。


ギンコって蟲に甘いっスもんねー。
さすがに巻き込まれたのが子どもだったから、たがねサンが替わりにがんがん叱ってましたが、その辺をさっくり見捨てはするけれど、意外と少しフォロってたりしたりして。
そーか、たまには人間にも甘いんだな。。。


よもや二人が友人とはちっとも思ってませんでしたもので(そろそろ失礼)、いやまあ、今もそーいう関係とはやっぱり思ってませんが、金づるでなくなっても見捨てない程度には縁がありそうです。
しかし当然のことながら蟲絡み限定。
まあ多分、金づるでなくなることもないでしょうが、生態だし(その表現もやっぱりどうなのだろうか)。




化野センセーは、要するに蟲マニア。
ギンコが持ち込む、蟲関係の品々をうはうはと買い取りマス。
しかしアレ、どっちゃかというと、なんだったけかなぁ、、、呪いの宝石とかそーいう物品を集める人らに似てるよね。
人を殺してれば殺してるほど、グレードが高いとかいう。
私、ぶっちゃけ、そーいうのよくわかんないんですけどネ。


なので彼の蔵の中は、まあ多分。


ギンコが持ち込んだのはある程度、毒抜きされてるでしょーが、結構あれやこれやと怪しい物があるでしょうな。たがねサンも睨んでいた通りなんじゃないかしら。


でもって、今回はその中の一つ、人を三人っばっか殺しているという硯。
「殺している」という理由でもって購入ー。


それを、蔵の中に好奇心で忍び込んだ子どもたちが使ってしまい。
その夜から体温の異様な低下で苦しむこととなってしまいました、どーにもならなくてギンコを呼んで、さすがに怒られたりしたわけですが。
しかし連絡手段がよくわかりません、蟲かしら?




で、症状だけではソレがなんなのかよくわからないので、とりあえず硯の持ち主を辿ってみることになりました、この辺の情報のやり取りもわかんないなー。
化野センセーなら、多分情報を集めたがるだろーし、医者ならフツーの人間に集められる範囲なら(社会ステータスが高いと情報精度が高い)なんとかなるだろうし、それがわからない、と言ってるということは多分、ギンコの、蟲師のほうのネットワーク。


でもって、硯を作ったたがねサンのお家へ。
たがねサンは、昔、婚約者とその家族に認めてもらうためにその硯を作り、そーしたら一ヵ月後に彼は死んでしまったとゆー。さっくりした話ですね。
婚約者の家族は、恨みの言葉を述べない変わりに、彼女に伝えもしないという。
ま、もとから反対されていたんでしょーね。




ちょっと面白かったのが、彼女の蟲が見える、という体質が、極めてなんでもないことのよーに扱われていたことのよーでしょうか。
一番人間離れしていた、1話の絵が現実になる少年ですら、蟲自体は見えなかったのになー(あ、いや、目をなくしたスイちゃんがいたか)。


そして、私は、そのせいで助かったのかな?
と思っていたんですが、山地育ちの上、一度山越えをしたせーで、「ソレ」が体の外に出ていったんだろーとの言。ありゃ、ならなんで彼女には見えるんだ(設定上の必要とかはなくないか? というか)。




ソレの正体は、なんだったかなー。
えと、雲の一種みたいですよ、別に害のある存在でもなんでもない本来、いや、雹とか降ったら結構困るわけですけども。
それが大昔に降りてきて、そのまま固まってしまったという話。
ソレをたがねサンが掘り出して硯を作っちゃったんですね。


今回は終始一貫、人の話でした。多分。
しかしちょっとやっぱり、普通とは違う人間。
たがねサンとか、化野センセーとか。でもなにも彼らだけの話というわけでもなく。


それと迷子のよーに、人界に迷い込んできた蟲の話でしょうか。