『コンスタンティン』

しつこいがやっぱりガブリエル様良い!

『コンスタンティン』
監督:フランシス・ローレンス
出演:キアヌ・リーブスレイチェル・ワイズ
  /ジャイモン・フンスー


要するにこの映画って、天界・地獄・人間界の存亡を掛けたコンスタンティンさんの取り合いだと思うのー。さすがタイトル。
そうでないかのよーに見せかけて、思い切り馬鹿映画。
「この映画に一体どんな意味があるんだろう」と訝しがっていられる方は幸せな部類だと思いますー、いくらキアヌ・リーブスさんが標準の中年男性よりかずっと見目が良くてもそんな人間界の危機まで招いて取り合いなんかされたくないよ?!


あ、あとクライマックスはガフリエルさまの「ぎゅむっ」で。


そちらのよく考えると馬鹿さ加減には、あの美しさに免じて許します。
むしろそのシーンのために人間界を犠牲にしても、、、っ。
(お前も馬鹿だ。)




えっとー、コンスタンティンさんは、魔物払いをしてます。
地獄の住人さんも天界の住人さんも、なんだか知らないですけど契約みたいなもので人間界には立ち入れないそーですが。
たまに人間の中に入っちゃうみたいです。
「こちらの世界に入れない」のこちらの世界って、人間の体内は除かれるんですかーっ、「そこから出てこようとしていた」と深刻ぶられても...lllorz


人体内に入られたらそれが一番怖いわい。
(でもその入った人間に縛られるとゆーことでもあるようです。)


でもその中でハーフ・ブリードという存在だけが人間界に入れる。
で、それはハーフなんでしょうか、なんかちゃんと説明があったよーななかったよーな。。。天使っぽいのもいれば悪魔っぽいのもいるそーで。
ガブリエルさまは可愛いです。




で? なんだっけ。


えっと、ロンギヌスの槍とか(そんな名前だったよね)(ナチスが所有してたことでヲタ筋には有名です、何度も何度も何度も何度ーもネタにされててな)、それを見つけたらしーどこぞの人だとかが、車に跳ねられても特に気にせずががががっ、と走っていくのですが。
最初のシーンだけならともかく、ところどころでその人のシーンが挿入されているというのに、なんでか最後の肝心な部分がぶった切られて目的とした方の手にいつの間にか入ってるし。


「槍を手にいれた者は世界を手にする」


と言われているわりにはパシられてます。どっからどー見ても本人の意思ぶっち切って槍を運ぶだけの役割にさせられてますがーっ?!
後の展開も考えますとそのナレーションどうでしょう。真面目に。




キリストさんの血を浴びたってゆー「槍」と(そういう言い伝えっス)。
悪魔どもの奇妙な動き。
そして、敬虔なカソリック教徒であったのに自殺をした、奇妙なものを見続けたというヒロインの妹と。


それらの事態が一つにまとまってーの。


痴話喧嘩。


なんでやねん。
なぁんでそーなるのー。まあ、コンスタンティンさんが「サタンに気に入られてる」というのは作中何度も繰り返されてましたし。
それ自体は物語りの嫌味として上手く機能してたと思いました。


あそこまで超絶に露骨にものすごく気に入ってたとは聞いてねぇ?!
ええもう間違いありません、あんなにも可愛いヒロイン置いてけぼりで、「例の方」の足踏み光臨シーンからがこの映画の骨子。そしてコンスタンティンさんがついにっ。
仕方がないからサタン様に身を任せる(どんと来い語弊!)覚悟をしたとゆー。


サタン様可哀想ー可哀想ー。
(ネタバレする気があるのかないのかはっきりせんかい。)


てゆかもうこの映画。
ヒロインがコンスタンティンさん、ヒーロー不在ッ。
一体全体、なにしてやがんだこら。


神さまのやることには全てにおいて意味がある、みたいなことが最初ガブリエル様(まあ知ってると思うけど天使のお名前、多分「天使っぽい」ハーフ・ブリード)から言われて。
ラストでコンスタンティンさんが口にするわけですけども。
エロい、エロいんだよ神さまっ、意思が!


あ、ごめん、少年、無視って。
ところで少年、あの展開は最初からだったの? それとも神さまにスカウトされたの??
それ如何によってかなり解釈は変わってくるわけですが、どっちでもいいかー、と思わないでもありません。どうでもいいや、的な。