#10 雨に流された絆

ところでこう、自分で時間を止めた本人に「迷信だ」的なことを言われるとさすがに酷いんじゃないかと思うんですがコムル村、、、だったかな? “玄武”の守護村。
さすがに長い時間ひっそり守り続けているだけあって、そのくらいで怒る人もいませんが、村を出て行ていこうとする太子にスジニ(も怪我したし)はぴょこぴょこ付いていって、自分に付いてきた一族が死んでしまったから気にしているんでしょう? と指摘を。


そして、火天会や王宮も、その“時間が止まった”という現象を見ていたため、“王”が本当にホゲなのか、という疑問に捉われ始め。しかしあんまり気にしないことにしたんでしょうか、こら。
自分たちはキハが王を殺した、と思い込んでいるにも関わらず(正直犯人はわりとどうでもよさそうですが)、そして近衛兵が太子に王が殺されたあとに託された剣を手渡した、ということで話を上手いことつないで「太子が命じたのだ!」という展開に捻じ曲げました。
ええもう、正直あの場にいたら半々の確率で信じたかもしれませんが。
どう考えてもなんの状況証拠にもなんにもなってないよな、本気で。
で、自分たちで命を狙って追い回しておきながら、姿を現さないのが全ての証拠だ、と確かに他に証拠はなに一つあるわけがないのでそうなるかと思います。目撃証言も事実です、がどう考えても犯行と直接結ばないのにそれを気付かせないところとかすごいです。
で、ついに言い出したのが、太子の「胸に剣を突き立てて」死ななかったら無実、という刑を執行することに、ものすごく馬鹿にして火天会が突っ込んでましたが、単に体よく証拠なしに邪魔な相手を葬る手段ですね、という会話に正直笑いが。
しかし、相変わらず太子は平然と現れます、なんなんだかなぁ。