#1 神の子 ファヌン

ある日、戦ばかりだった地上に神が降りてきて、それがまあ、ペ・ヨンジュン氏(中の人)というのもなんとなく突っ込みを入れたかったんですが、美男というよりは明らかに美観を損なう饅頭のような人畜無害の髪型とか見てる間にまあいいや、と思うに至ったような気がしなくもないのでなによりです。
そして善意と多分、地上の火の力を持つ巫女・カジニよりも遥かに強い力を持つのだろうに、なんで戦を全然止められなかったのかもなんとなく納得出来ないでもなかったです。力があればあるで争うし、力がなければないでそれを取り戻そうと争うしで、キリがない。
あの“神話”がどの程度本物、というか伝承のものなのかは知りませんが(全く無関係ということもないような、そもそもストーリーは何本もあるものだし)、そうでなくてもいい神話ですよね、神の悪意じゃなく、人の傲慢だけでもなく戦の収まらない世界。


で、ところがその神話をなぜか村の中で一人だけ聞かせてもらえない少女がいて。
彼女が村人たちに邪険にされているのかというとそんなこともなく、両親はどうやらいないのかもしれませんが、ちょっと間抜けではあるけれど悪くはなさそうな、そして実際に村長にも選ばれるような師匠のもとで育っています。
(ぶっちゃけそっくりの師弟です。)
その子がどうやら四神の一人、朱雀の化身であるらしいということと、その化身らは王の誕生とともに世に現れるらしいことがこの回では示され。
基本的には昔地に降り立った神と、神に惚れた火の力を宿した巫女と。
彼女から奪った力を授けられ、神の子を宿した別の女の神話がこの回の主題だったでしょうか、しかし、悪気はないのはわかるけど男が悪いよなぁ、この話。