#8≪終≫角兵衛獅子 後編

前編で城丸ごと一つを敵に回して立ち回りして、結局、宿敵であるはずの新撰組隊長の到着によって救われる、という急転直下の展開も(別にいいんですが桂さんの送った援軍だけは一体なんだったのかとは思わないでもないw)。
そもそもなんでそんなことを隊長がしてくれたかというと、まず呼び出しを受けて一人で出かけ、途中で女子どもに「卑怯者!」と言われ事情を聞いたからだ、というその流れも、いままでこの話の中でこの隊長だけは“一味違う”ということはちゃんと描かれていたので特に違和感があったとは言わないんですが。
でも桂さんの援軍はちょっとなぁ、と思わないでもない。無駄死にだぁ。
てか、その後、十日だか一週間の間だかでほぼ鞍馬天狗さんのほうが全快し(正体は件の城での対面でバレてますが)、今度はその間に新撰組隊長のほうが怪我をしており、そのせいで「また今度ね」という約束を再度しているという。


お前らなにがしたいんだ! ということを全く思わないというと嘘になります。
まあ、二人が二人とも、結構なんというのかまともっていうか、世の中のためになっているよ、というようなところが今までちゃんと描かれていたので許せないとまでは言わないんですが、言わないんですがなんだよそれー、と突っ込んでもいいよね。
いっそ普通に協力したらどうよ、というのは男のロマンに反するんでしょうか。
そして手合わせしたいな、というのも本音なんだよねこれ。
しかしだ、だからなんだっつーねん、というのは全然勘違いじゃないよね。
母上は「どっちも格好いいわー」とうっとりしていて、私は「けっ」と思っていたというのを両者合わせて感じるのが正しいんでしょう。まあ、面白かったかなぁ。