9th Blood

えーと、そうそう、無差別に血を吸って“鬼”を作り出してしまう吸血鬼の一人が消えてしまい、そういう相手だったので月一度の解禁日を決めている(けど一人、ぽちぽち破ってない?)館の彼らにはどうもそれほど身に迫った危機感はなかったのですが。
しかし、合コンに出掛けた長男が帰ってくる様子がなく。
女の子を紹介してもらえるのに帰ってこないとなるとかなり大変な事態なのではないか、と始めて気にされ(しかし合コン必勝法ってなんじゃ)。
いつもの年少二人組が気を付けるように言われて外に出たところ、通りすがりの車から血の匂いが、そしてその車を追っていくと「嫌な匂い」と言い残してあげはが倒れてしまい、誠がふらふらっと外に出てしまい。
そこで監禁されている吸血鬼たちや長男を見つけるというそんな話で。


で、要するに吸血鬼に中学生の息子が殺された、というあのお父さんの過去はほぼなんの勘違いもない上に、どっちかというと危険なほうから捕まえて行ってたのかぁ。
あー、ぶっちゃけて警察ともつながっているような、ある程度の節度と相手の同意を待つ館の長男を捕まえてなきゃしばらくくらいは良かったんじゃね? とか思わないでもありません、いや、子ども分類の誠に暴力振るったらかなりいかんとは思いますが。
あとさすがに殺しちゃったらフツーに社会生活も送っているらしいし後ろに手が。
という、話ではないんですね、すみません、息子を失った父親の復讐譚なんですね、しかし正直、この手の説教で説得力がないというか、別にいいじゃんそのくらい、と正直思ってしまったのは吸血鬼が危険だ、という前提のもとのようです。
(でもよく考えたら、作中でもそう扱われてるんだよなぁ、これ。)