#6 天狗と子守歌

この番組って要するに、“鞍馬天狗”が阿呆かってくらいに強いのがまず大前提となっていると思うんですが、その説明をくだくだとしないところはいいんじゃないかしら。
でもなんかこの回を見ていたら、天才っていうか凝り性なの?
扇を使った投げ技を、桂さんのご贔屓の白菊さんから見せられて「面白そう」とわくわくしてたと思ったら数日後にはもっとすごい技を所得してやんの。いいとか悪いとか、すごいとかそうでないとか通り越してなんかずるくないかこの人。
(「だから」悪用する気が全く起こらないということなのかもね、これだけ苦労の期間が少ないと実感とか沸かないかもなぁ、確かに。)


この話では昔男と足抜けしたはずのもと芸妓が(どの程度厳しいのかわからん)。
どうやら、赤ん坊をその置き屋に置いていったらしいんですが、女の子だったら、とかときめいていたおかみさんは逆にちょっとなんか感心しました。商魂逞しいな。
で、ところがなんか妙な男たちが押し掛けてくるようになり。
よくよく聞いてみると、とある藩のご落胤でもってその子が戻ってくると後が告げない藩主の弟によって命を狙われているとのこと。なんで彼女がそんなところに仕えることになったのか、とかの説明がなかったけどまあいいです。基本的にこういうところの女性は一般の女性より教養があって地位が高いものとされていましたしね。
基本的にはすっかり母性本能に目覚めた白菊さんvsその男ども。
新撰組は裏で事情を囁いたらさっくり手を引いてくれました、お家騒動がどうの、家の血統がどうの、と言っても赤ん坊を殺すのは人聞きのいい話ではないしね(というか藩主の意思のが強いだろうフツーに)。うん、まあよしまあよし。