#16 悪女の証明

何度聞いてもどう聞いても“かたやま・ひなこ”という響きといい、設定のもろもろといい、幾人もの実在の政治家さんが頭をよぎるんですが、かなり頑張ってもそれが回避しにくい場合、いっそこのくらいいろんな人を意図的に混ぜてしまったほうがいいのかも。
あと、こう、腹黒くはあるんですが一線は越えない上。
騙すべきでない相手は騙さないような気もしないでもない、彼女が利用する相手ってこう、わりと自業自得の側面もあるよね。手段の選ばなさっぷりは大したものですが。
ちゅーか、この彼女をして「女の上司なんて」というのは間違っていると思います、むしろもうちょっと情緒を付けたほうがいいんじゃないかという気がしないでもない。


この彼女の、とある政治的なスピーチの最中に男が近くのビルから転落。
そして現在、外務省? どうも再編って飲み込めないので自信がないのですが、まあそんなところでの経費の不正流用の追及が行われておりまして、その関係の部署の人だったとのこと、そしてこの片山議員が関わっていることを右京さんに仄めかす人が。
この政治の会にたまたま出席していた美和子さんからの情報もあり、スピーチの最中に片山さんが抜け出していた可能性を示唆、するものの、さてどうだろうかと。現場から見つかった金属片の指紋は、「暇か」課長がさっくりと捜査一課トリオにばらしてしまったもので、片山議員のものと確認がされました、もうフツーに相談に来たほうが早いんじゃね? と思ってしまうのは無粋なのか、客観的に見ると馴れ合ってますが。
しかしまあ、この議員さんが自分を利用した相手に対して、優しげに貴女も利用されただけでしょ、と囁いたところがなんちゅうか底力を感じさせるというかすごい。そして彼女がどこまで知っていたか、その上で黙っていたかというと、すごい話だなぁw