#8 クスノキの下で

また転校生が学校にやってきて、それがなんでもカナル? ちゃん(字の想像が付けにくいな)の幼馴染らしく、彼女がやって来たあと学校の木や備品がぐりゃり、とカーブを描くように。ちゅーかどう見ても人間技ではないんですが、それを転校生の彼女のせいだと噂しているように、警察が隠していても子どもたちはなんとなく街の「異変」に気付いているということなのかなぁ、そもそも“影抜き”ってのもおまじないだよね?
それが行方不明事件に発展して。
そもそも昔から、時々なんの痕跡もなく消え去ってしまうような人らがいて。
ある意味で、奇怪な現象を特にそれと意識しないまま、受け入れても不思議はないのかなぁ、とはいえ、なんだかんだと大人は警察官、子どもはクラスメートくらいしかどう考えているのかとか語らないのでどう考えているのかとか、わかりにくいっちゃにくいのかな。
(アニメで必要のある人らだけが出てくるのが悪いとは言わないんですが。)
(被害者たちもほとんど感情を見せないし、ニュースも情報規制が敷かれているし、異様な状態にある街にしては皆落ち着いているしなぁ、でも変なことが起こっても淡々と受け入れるというか、ちょっと不思議な面もある。)


で、とりあえずペルソナ、それも前に彼らに襲撃を掛けてきた相手ではないかと仮説を立て、とりあえず弟くんを除いたいつもの四人で夜の学校を見張ろうとしたんですが、ぶっちゃけて能力的にも性格的にも一番頼りになるのは弟だという気もしないでもない。
そこにいたのは例の転校生で、なにをしていたのかとか、やっぱり特に誰が気にするというわけでもなく、てか本当に、ペルソナって一体なんなんだろう。
(そしてこの兄弟だけ、他の人らみたいな苦労がないのはまたなんでなんだろう。)