#5 山嶽党奇談 後編

で、えーと、桂さんへの暗殺予告は一体? 単に鞍馬天狗と桂さんの足止めをしようとした理解でいいのかしら、どっちもなんか企んでる時には厄介そうな存在ですが、確かに。
≪山嶽党≫というのはなんでも資金収集のために殺人を請け負いはしたものの。
その構成員は貧農の家庭、最終的な目標は京の街へのクーデターなのだそうですよ、あののっぺりした(髪型の)三河屋さんはどうもそれを支援していたそうな、あー、確かに殺人請負業者を支援するほどは無軌道っぽくないしな。
そして、新撰組の局長と鞍馬天狗を一所に集め。
諸共に倒そうとしたらしいんですが、どっちかが減ってからのほうが正しい戦略じゃないかと思うんですが、というか、そんなことしたら二人が共闘することはわかりそうなものですが、戦力差でそのくらい大丈夫だと思っていたのかもしれませんが。
それなりの手間を掛けて二人を同時に呼び出すメリットが見えません、なんで。


そして従姉妹が浚われてしまったので、「鞍馬天狗を殺せるぞ」とさっくりとデマを言って桂さんと一芝居を打ち、山嶽党へ入隊(入党? 政治かよ)、そこで従姉妹を探し出して連れ出してきてしまうんですが、身元割れてるのに大丈夫なのかしら一体。
と思ってたらしばらく隠れて暮らすみたいですね、はー。
京のクーデターの件は新撰組に任せ、ごたごたの中で手に入れた(三河屋から持ってきたんだっけか? まあ別に気にしない)日本語でない密書を桂さんに翻訳を任せ、出てきた言語は前振りからなんとなく予想してましたが、ロシア語ってすげぇwww
正直こう、身近な人を助け治安をちまちまと正してたら国際陰謀ww
という大胆な構成が結構好きです、最近の話だとこんなはったりあんまないよねー。