#14 琥珀色の殺人

んー、気のせいかもしれませんが、己の独善で殺された人ってここのところぽちぽちいるような気もするのですが、まあ、意外なところから犯人が! という展開となるとどうしてもそうなりがち、、、って別に今回意外でもなんでもなかったか、うーん。
今回殺されたのは毒舌のウィスキー評論家。
老夫婦が自分たちの“思い出の酒”を飲むのを平然と扱き下ろすことの出来る心臓の持ち主として描かれていたわけですが、えー、多分あれ、あの夫婦から直接話を聞かないとわからないことなのであまり外れてない形容詞かと思われます。。。
その銘柄は酒の味が落ちたのだ! ということがもっとも大切な方でした。
そしてそのことを教えないバーテンダーを、夫婦の思い出の酒だ、ということを巧妙にわからない論調で書くことによって、知識の足りないどうしようもないバーテンだとして演出することに成功、夫婦への直接の文句が言えない憂さを晴らし。
自分が成し遂げた正義に酔うことの出来る、というそんな人でした、えー。
別に前後事情から嘘書いてないのですが、間接的に客を叱り付ける評論家ってどうかと思います、バーテンダー自身のことに留めておけよせめてー。
(前科者のことをバラすぞと辞めさせるように圧力を掛けるのも恐喝です、巧妙に尻尾を掴ませないように立ち回ってましたけど事実上は犯罪;)


あまりこういう犯人像ってありふれたテーマではないので、まあ、『相棒』みたいなシリーズミステリで好成績の番組が意欲的に取り上げる題材としてはいいのかもしれないような気もしなくもないんですが、すっきりしねぇよー、この話...orz
偶発的な事故とはいえ、楽しく酒の肴として飲まれました。あーあ。