#1 天狗参上

一言で言うと、なにがどうというわけでもない話なんですが(あらすじが面白いかというと正直そうは思えない)、妙に面白かったです。妙に。
えー、新撰組って基本的にあんまり好きじゃないんですが、時代背景として新撰組があり(新撰組が存在している背景まで語られてないんだもん)、ぶっちゃければそれに対抗する存在として“鞍馬天狗”という覆面の凄腕の剣士がいるよというそんな話。
ところでなんで新撰組が好きではないかというと、何度も何度も何度も別の俳優に置き換わって出てくるからイメージが掴めなくて頭の中で怪物みたいに成り果てて気持ち悪いからなので、特に歴史的にどうこうということはありません、好きじゃないけど。
(若死にとか短命とかは好きじゃない部類に入りますが、嫌いというわけでもない。)


それにしても、「天気には詳しいんだ」と言った侍の言葉に、母上がぷっと吹き出していたので「?」と思ったんですが、ああ、そういや天気予報士もやってる人じゃないですか、俳優どうこうというよりは普段のまますぎますが。
よく見るまでなんの違和感もなかったので、多分普段が現代人と思いにくいんだということなんじゃないかと思います(いくらなんでも失礼では)。
でも、この人と鞍馬天狗の人が喋ってるだけで妙に楽しいというか。
ドラマのはったり部分の問答無用っぷりも悪くはなかったんですが(誰かその素性とか気にしないのか、なぜ覆面を?! とかそんな方向で)、やっぱり面白かったのは意外としみじみしたなんでもない口調で語られるその時代の世間の厳しさだったのか。
ところで倉田、、、じゃなかった(正しいです)、鞍馬天狗さんは一体どういう理由でそんなに強いんでしょうか、語られないところがむしろいいのか。