#9 柔肌にとりつけ

この回、前半と後半は原作では別の3本の話で、世界一臭い缶詰・シュールストレミングの回と、長谷川さんとお父さんとレストランの回。そして女の子たちが集まって飲んでいる回の裏で菌たちがごにょごにょ相談している、という回。
基本的にその回のメインは「肌に取り付くぞー」と言ってました悪玉菌たち(て、腸内細菌以外にも使っていいのかな?)の攻防、1話まるまる肌について語っているという素敵な回だったのですが(人間がおまけ)。
さすがにアニメではそういうわけにも行かないんでしょうか。
ああ、でも“日和見菌”っていう存在がいましてね、普段から表皮菌たちと同居しているくせに人間が不健康になり、肌が荒れてると悪玉菌を引き入れる契機になる、という、漫画家さんがつけたんだか元からの名前なんだかわかりませんが、一度聞いたらその働きとともになかなか忘れられないような菌なども出てきて楽しかったんですが。
そっちのほうがむしろドラマチックというか、人間なんてどうでもいいよ! とか思ってるというほどでもないですが、いや、わりと前半の話は好きですし、しかしやっぱり細菌が活躍してこそ『もやしもん』じゃない、と思ってしまうんですが。
やっぱりアニメではそんなわけには行かないんでしょうか。
私、菌劇場で30分はともかく、15分なら楽勝でイケるんですが。

ところでただ、シュールストレミング(他)は確かに昔から有名ですが、ここまで具体的に「どんなか」という生々しい話を聞いたことがありませんでした、菌劇場では乳酸菌(日本で使われてるからちょんまげにござる口調だよ、可愛いぃぃ)の説明による、作り方が説明されていたんですが、あー、ニシンに殺菌一切せずに封を、、、ああ、なるほど。