#7 空中の楼閣

携帯小説も読まないですけど、単独の環境レポなんてのも縁ないっすよ。
そして私が一番読むのは、どう考えてもペイできないんだろうなぁ、と思える下手すると出版社もなくなってしまうような歴史系が多いもので、どちらかというと利益の食い合いをするだろう環境レポよりは携帯小説さまさまですよ! 出版社なきゃ本出ないのよ?!
みたいな(なぜ生まれてこの方読み手でしかないのに、こんな苦労に塗れてるんだろう)、というわけで“硬派の編集者”と聞いても携帯小説を鼻であしらっていたらしい、ということを聞いてもなんだかため息しか出てこず。
他人のイラストに勝手に手を入れご満悦、それを怒られると「原画じゃなくて良かったぁ」お前だよ! と思ったものの、母上は“硬派の編集者”を惜しんでました。
あ、いや、彼女の場合は出版社探すほうだからか、、、環境系の人でした。


とはいえ、それ自体はいいっすよね、美和子さんの本はちょっと読んでみたいっす。
『相棒』と銘打って出してくれないでしょうか、蛍と大規模公害の話。
(あの年齢の青年が小さい頃に、そこまでのレベルの公害問題あったのならちょっとしたことだぞう、なんかちゃらい終わり方したなぁ、と思ってしまい掛けたんですが笑い事じゃねぇ、人間不信になって金儲けに程度ならむしろ真っ当な範囲じゃ。)


美和子さんの環境レポが出版される運びになりましてね、なんでかしらん、その担当の編集者さんが正規契約の前日に殺されてしまいましたと。彼はなんというかこう、薄ーくてよく売れる小説を書いた作家と前日揉めていたというのですが、というそんな話。
信念はまあ、いつ独善に陥るかわからないよ、というのは『相棒』のテーマかしら。