#2 離脱る

まあわかりやすく常に“変人”でなきゃならないとか(しかも本当に不快になるようなものであってはならないとか)、子どもとの交流がなんか突っ込まれてるとか。「無理に話したから蕁麻疹が」という台詞があったりとか。
話を盛り立てているとは思いませんが、そういうのが夜10時のドラマに必要だと考えられ、挿入されたものとしてはそう鼻につくものでもないような。
お色気シーンの変わりに、えーと、スカッシュ? 知らん。
なんとなく物の言い草とかが新本格系の有栖川有栖の火村準教授みたいだけど。。。
原作を読んだ限りでは、人に自分の興味を押し付けて廻るというよりは、興味がないことを器用にすり抜けていく感じの人だったんだよね。ドラマ版だと、なんというか我の強い人? という感じで研究者肌って感じじゃないな。いや学界にもいますけど、ああいうの。
あの態度だと、うーん、損得勘定で動くタイプ辺りかな?


とはいえ、やっぱりドラマとしてそんな罪があるとも思いませんが。
今回は画面で見せられても実感がわかないというか、光の屈折の理論はわかったんだけれども、もうちょっとわかりやすい説明、いや難しいか。目の前で濃度が変わったら結構面白いものなのかもしれませんね。
とある部屋の中から、その部屋からは見えない車が見えたと少年が言い。
そしてそれがとある殺人容疑者のアリバイになるかもしれない、という事件。父親とご近所さんの証言で、その絵がその当日に描かれたことは証明された前提として。
しかしその間には大きな工場が、という話。
幽体離脱なのだ、と父親は言い始めるわけですが、真相のほうが面白くね?