『プラネットアース』第6集「草原 命せめぎあう大地」

草原というのはかなり広いとはいえそれなりに特殊な地形、というか生態で。
なんつーのか木がにょきにょき生えて来ないという理由がこの一時間で出てきた土地全てにそれなりに備わっています。条件が揃わなければ草原の“まま”ではいないわけなんですよ。


まずトップバッター、モンゴルのステップ草原、は多分砂漠の廻りだからかしら。
野火が出てたしかなり乾燥してるっぽいっす。
ところでイヌワシが地面にぺたん、と座り込んで巣を作ってるシーンはそれなりに壮観でした、いや、高山(しかも岩山限定だったよーな)に巣を作るということはそれなりに有名なものの、知らなくてもなんか違和感あるよあれ;
「外敵いないのかしら??」と母も言ってたし。
モウコガゼルたちも、草食だし食べたりはしないんでしょうけど踏んだりしちゃわないんですかね、なんか子育ての時期にしかそこには来ないらしいし、お互い遠慮してんのかしら。でもイヌワシはがっつり彼ら食うんだけどなー。
復讐とか子孫のため、とかやっぱり動物は考えないのかしら。




同じく砂漠の周辺、アフリカのサバンナ。
砂漠ってこともあるんですが、、、スズメのせいもあるのかな、えー、コウヨウチョウという鳥と共に約15億匹ほど。
ほとんどイナゴの大発生並みじゃーん?! なんで被害報告聞いたことがないんだろう、とテレビの前でおろおろしてたんですが(なぜ世界各国の自然被害ばっかり詳しいんですか)(←政治情勢とかさほどでもない)、あー、種しか食べないんですね。


スズメってやっぱり可愛いな。
可愛いっていうか賢いな、ていうかぶっちゃけ狡賢いな。
(一番好きかもしれない動物です、そこが、そういうところが。)


オグロヌーとかゆーのも200万匹とかで、キャパシティの深い土地だ。いや、広いのか。




寒いからねー、という理由のカナダ北極圏、ツンドラ
ハクガン500万羽がメキシコからはるばる来るっつー話でしたが、むしろ気になるのはホッキョクギツネ、この時期にしかいないハクガンを、、、狙えないんだね。ハクガン一羽とあんまり大きさが変わらないという切なさ;
卵やひな鳥を狙うんですが、親が一羽来るともう逃げる。
あー、大きさ似たようなものだと羽があるほうが有利なんだなぁ。
(まあ猛禽類に狩られる獣もいるわけなんだけどな。)


彼らよりかずっと大きいタイリクオオカミは、やっぱり自分たちに大きさの近いカリブーが主な獲物なのでやっぱり天敵同士って微妙なバランスで成り立ってるんだなぁ。


んで、アメリカのプレーリー(←完結した地名っす)。


これはなんでかなぁ? 乾季があるからかしら、とりあえずイネ科が主な比重を占めていて、アメリカバイソン(水牛の仲間だヨ)やオグロプレーリードックがいるそーで。
プレーリードックは確か砂漠にもいるはずだし、やっぱり乾季かなぁ?


イネ科ってのは基本的に木にならず、葉に珪酸というガラスの成分を含んでいるために幹がなくても高く長く伸びるそーですわ。
(6万5千年前に始めて登場ってのは始めて知ったなー。)




あとは、南アフリカのナウマワンド、ワンダ? これも乾いてるからかな。
チベット平原、標高が高いせいっすね。
ヒマラヤ山脈が南からの水分を遮ってるせーもあるようです、からから。


インド北部、モンスーン? あれ、地名でいいのかしらこれ。
エレファントグラスっつー5m級の草が生えます、象もすっぽりで目立つには相当の労力が要ると、確かに;


象を追ってアフリカ南部、ボツワナ(チョベ国立公園)へと舞台が移動して行きます、乾季を避けてあっちこっち行くんだよね。ライオンが象を狩ることがあるのだというのは初めて知りました、二年越しでやっと撮れたって言ってたケドまあそうそうないんだろうね。
とりあえず一対一だと全っっく、歯が立たない感じです。


危険だとわかっていますが象たちはその水辺を使います、とゆーてたけど、比率的にこのくらいで危険と認知されてるかどうかも怪しいなぁ。まあ、ライオンたちが側にいたら警戒はするだろうけど(子象なんかは確かに危険だろうし)、自然界だと仕方ないもんなぁ。
象は危険ってことが非常に少ないだろうから特別に見えるかもしんないけどね。
ライオンだって生きなきゃならんわけだし。


そしてラストは、オカバンゴというわりと有名な大湿地帯に水がやってきて締め。
乾季の終わりに、水がどどーっ、と乾いた土地にやってきて途端に一変する風景は何度もあちこちの番組で取り上げられて見ています(NHKとも限らない)、水ってやっぱり、大切なんだろうなぁ。と。


草原は生き物たちへの自然からの恵みなのだとナレーターさんは言い、それじゃあ食われてばっかで草はいつ報われるんですか、と泣きながら見てたら(泣いてません)、母親に笑われましたよ、はっはっは。
まあ、水と光なんだろうなぁ、きっと。