第九話

そういえばよく考えたら似たようなことがあったというか。
物が隠されたりとか捨てられたりとか、上履きがなくなってて職員室に行って職員スリッパとか借りたこととかあったような気がするんですが、いやもっと露骨な苛めも受けてますけど別の時期、顛末は忘れたなぁ。
まあ、身体的には別に害はなかったんでなのかも。
誰がやったかとか特に気にしてなかったことだけは間違いないです、てかどの時期だあれ? そういえば犯人がいなきゃ物捨てられたりしないんですよね。基本的には概ねやり返したり全部人に報告したりしてたので「どっちもどっち」という評価を下されて(こそこそ隠れてたのはともかくとして)、時々叱られてました。
アルトリコーダーで頭カチ割られたのはちょっと今考えると洒落になってないですね。
正直、今頃多分(傘で連打されたこともあった)刑務所入ってると思います、彼だけは。


まあなにが言いたいかと言いますと。
なにが仁義かってのは案外その中にいると気付きにくいものですね。


というか、私はひょっとして鈍くなかったら相当今頃酷い精神状態になってるんじゃないかと思うんですが、あの子の場合はヲタ系の趣味とか、「自分から人と外れる」という行動がフィルターになってたのかなぁ、となんとなく思いました。
うーん、なんというか白旗。
私はこの子、ポーちゃんのエピソードに点数付けられないです。


だって、ハイテンションのイタい子として登場させておいて、わりとゆっくりとそうでもないなと思わせる布石があったとしてもここに来てこれかーっ!
というのがちゃんと納得出来ますしね、まあ、一通り納得で充分。
“面白い”と思いましたです、この展開。




というか、裁判の裏では「次」に苛められていた子と珠子嬢が交流。
えーまー、なんで前話で飛び降りたかもしんないと思わす効果音が入ってたんだかの説明をきりきりして欲しいという気がしないでもないものなんですが、結論から言うと珠子さんの連絡が間に合いました。
証人にすんのかなー、と思っちゃったけど。
なんかこう、そういうことにはならんようです。
でも、逃げたきゃ逃げりゃいいんだよね、明日香ちゃんは逃げ場が珠子さんくらいしかなかったけど(んで拒絶されちゃったけど)、フツーに両親揃ってたら逃げるのありだよな。


裁判のほうもかなりの急展開。


コースターの裏に「証拠の教科書がしまってあるロッカー」の番号を書いて加地センセーに教えた人、というのを加地センセーが思い出し(なぜそこで副校長にそこまで教える;)(教科書の存在を告げるっつー行為に思うところはないんだろうかと思わないでもないんですが、まあ変わっちゃったからってことなのかなー)、そこにたまたま脱落、、、すみません、覚えてません...orz


まあ、珠子さんの味方してくれる(唯一の)先生が通り掛かりー、珠子さんと一緒に誰だー、と探し回ることになりましたとさ。
ところでなんでロッカーの番号知ってたんですかね。


最初はコースターの店に行きつけの先生ではないのかと皆で当たりを付けたんですが(副校長サイドも)、しかし裁判所に連れて行こうとした時にそうでないことが判明。
そしてその“裏切り者”の先生の証言が叶うこととなりましたとさ。
しかしこっからどー転がるんですかね、この裁判。
このまんま放っておくと三沢先生の指導要領書き直しの件まで引っ張り出されちゃったし、逆転はちょっと難しそうに思うんですが、多分まだなんかやってくるんだろうなー。




あと副校長の息子はいつ絡んでくるんですかー。
そりゃ私は俳優目当てで見始めたけどっ、いくらなんでもあれは普通に気になるよ! ああああ、お母さんに「老けた?」とか言っちゃ駄目だよー。
(と思ったら「受けた?」だったらしい。)
(確かにお母さんが息子に言ってショック受けるってあのシーンだと変だね;)


てか、息子はなんでまた人なんか刺したんでしょーかね。
つーかなんでまた自分のお母さんの学校とか気にしてるんだろ?


クマザワ先生と娘さんみたいなことがあったって可能性もあるのかなぁ。
冤罪? みたいな噂もあったけど、今のところそういう感じはしないかなー(しかしこの番組はいつなにがどう引っ繰り返されるかわかったもんではない)。


それにしても今回の件で加地センセー(&嫁)はどうなるんでしょうね。
彼女、ある程度事態は把握した上で隠すのに参加してるのかな? と思ってたこともあるんですが、どうもそういうわけではないようですね。
でもそうなると副校長って特に誰とも相談したりしないのか。


で次はいじめの生徒がクローズアップされるっぽい? ほー。