第四話

えーと結局、あの画鋲騒動は。
長谷部ならぬ長部くんのせーで起こっていたとゆー解釈でよろしいんでしょうか(よろしくないような気がしないでもない)(もうちょっと仄めかして欲しい;)、いや別に、あの事件自体が悪いってんじゃないですよ。
悪くない話だと思いますよ、前話と違って救いがあるし。
まあ、その“救い”の使い方というかタイミングに一言ある人もおいででしょうがそこはいい、そういう趣味というか趣向でしょう、むしろGJ(えー)。


しかしだからなんでこの時期に起こるのかと小一時間。


「忙しくて構えません」度がヒートアップしてたからとか、今が異常事態続きなのでここぞとばかりピーアールに参加してみたとか(控え目っすね日本人)、そういうような小細工が欲しかったです。前話はまだしもそーいうふうに受け取れなくもなかったしぃ。
いや、やっぱりそうでもなかったか。
なんというのか事態が連続することの説得力がないよーな気がします。
一度起こってしまった後は別にいいんだけどなあ、てゆか、一旦「異常事態に入った」という認識までは出来たんですが(2話はその点良かったし)、その後その印象を捕捉はしてくれてはいないのかなー、といった感じですね。




にゃ、でも、画鋲拾いに参加してくれてたエピソードはいいんでない?
つーか、数が増えてるんだから人数も増やしていくべきだと思うんですが、それどころじゃなかったということなのかなぁ。
(これはドラマの欠点だと思ってるわけではないです、わかりにくいですが。)


あの副校長、ひょっとしたらパニック体質ではないのかしらと疑ってるんですが。
反応が毎回極端というか、とにかく相手を叩き潰さなきゃ気が済まないというか、そういう態度に分類出来そうな気がするので。
いや、それ自体も単なる推測なんですが。
もしそれが当たってて、しかもそれを話の進展に利用するつもりがあるのだとすると、ドラマって進歩したなぁ、というか、面白いなぁと思いますね。
(よく考えたらこの辺を利用したドラマの存在は聞いてたわ。)


まー簡単に言うと今回、キャバ嬢やってる先生が。
名前を延々と間違え続けてたんだよん、ということの抗議のため(で、いいの? 本当?)に画鋲を校庭に撒かれてしまいましたよー、というそういう話。


もうちょっと、なんでこんなに妙なことが立て続けに起こってるんだ?!


というような校内のパニック感とかあったら面白そうな気がするんですが、相変わらず生徒はほとんどクローズアップされてなくて職員室ばっかり。
でもまあ、校内に画鋲だの、砂場に針だのガラス片だの、ということはよく考えたら小学校の頃に頻発してたんですがー♥(ちょっと待て)
それで校内がざわめいてたかっていうとそうでもないわ。
なんというのか、学校って特殊だな、これが店とかだったらどう考えてもパニックになってる気がしますが(自分基準)、まあ、誰かしらなにかしら不満でもあったんだろ、で済ませてしまったといえばしまったなぁ。
校内のガラスが割られててもスルー、一面全部が、という他校の話はさすがに伝わってきてましたけど、、、そういうのが珍しくない時代だったのかなぁ。それとももしかしたら話を揉み消しちゃってたのかもしれませんね。


いや、真面目にあんまり気にしたことなかったわ。
煙草吸ってた生徒が見付かった時は、小学校だったので職員会議ものでしたが。
これは個人的にあんまり気にしませんでした、ドライだったからなぁ、昔から。
でもそれ以外は、概ね皆がそんな感じの反応でしたね。
時代が変わったってことや地域性もあるんだろうけども。




で、まあ、前回から触れ忘れてる積木女史ですが。
前話ではとりあえず同じくいじめを受けていたという女子生徒の信頼を勝ち取り、今回は転落した子のお父さん、つまり自分の元夫からの委任状を勝ち取りましたよー、というような展開なんですが。


こちらもこちらで、もともと関係者だからなんでしょうが盛りだくさん。
この設定でお涙ちょうだいに走りすぎるとヤバい、というか、かなりぎりぎり感が漂ってましたが、個人的にはクリア。細かいところが引っ掛かりながらも納得出来ました。


言ってくれれば良かったのに、という後悔なんかはわりと好きかなぁ。
7年前に姿を消したのは若年性の認知症のためで、会社を売って山奥の診療所に入り、今回も裁判なんて認識出来ないだろう、という展開。
にゃ、それ自体は強引な気がしないでもないけど今更だしね。
なんというのか、その子が14歳で死んでしまったということも含めて、どうにもならない因果みたいなものを感じてしまったので悪くはなかったです。


ただ正直、実の祖父を口説けばいいような気もしますが、二親等じゃ無理なんかな?
ま、細かいところは良しとしましょう、そのくらいの説得力はありました。
(もちろん個人的に、気になる人は気になるかなぁ、という気はするし。)