#3 えっ!? 真犯人は霧山くん!?

黒部さん、黒部さーーーーーん!!


と、ガラスで隔離されている黒部さんを見てマジ泣きに入っちゃいました(隔離じゃない隔離じゃない)、ちょっと待ってよ、あのセットはなんかちょっと金が掛かってませんか、余所で使った使いまわしじゃなきゃ許せないよ園子温さん!!


まあなんというか、うーん。
アニメの女帝(で呼び方いいの?)はプロデュースに徹してブランドを立ち上げれば良かったんじゃないのかと思います。作家と組んで新しいキャラクタを作り出す能力がきちっとあるんなら(そして売ることも出来る)、それがとてもよろしかったんじゃないかと。
そして≪プクーちゃんランド≫を作れば良かったんですよ。
千葉は止めとけな、千葉は。


ちなみに6さんと9さんは結局、自分たちの手で≪プクーランド≫(ちゃんを付けるかどうかはファンの間で大紛糾)の建設をぶっ潰したわけで。
わりとちまこい殺人事件を挙げている場合ですかと。
さすがに無意味っつーか暴走気味に殺人をやらかしかねない女帝の手元からランちゃんだけ引き離して、あとは口を拭っちゃえば良かったんじゃないでしょうかネ。
いやだってー、あのセットの規模とか見てると、多分目指すところは超法規組織だったんじゃないのかと思うしぃ。あ、でも「盗聴はやりすぎじゃないか」とか言ってたからー、てあら、盗聴して録音したものって証拠になんないよねぇ?
(付けられた人が許可してたら大丈夫。)
つまり6&9はあの後、霧山クンの推理を元に、自分たちで捜査しなおしたのかしら。


捜査権あったのかなー、それとも超法規組織なのかしら。
てかさ、警察内部を調べられるってことはあれって公安系ってこと??
でもぉ、あんなに派手派手な基地持ってたら公安としてはよくないと思うのー、だって予算使いすぎって叩かれちゃうよぅ。




それともそういうことすら考えてなかったとか。


園監督にそっちの趣味があるとは知りませんでした。ええと、なんというかスパイ物とかいっそ特撮の「ひみつそしき♥」みたいな。
そしてそこにはウルトラマン
黒部進さま、40年前に『ウルトラマン』の人間体を演じて、つい最近も同シリーズ系列の映画とテレビ番組に同じ役で登場なさってました。クウガな霧山くんにとっては大先輩だよなー(クウガ呼びすんな)、てか、これは東映ではないから出来たのかしら。


ちなみに画面に向って「黒部さんてばなにしてんの」と泣き崩れていたことは内緒です、他のウルトラマン人間体は内緒なんですが実は余所では見分けがつかない(出てるって聞いても見つけ出せない...orz)のですが、黒部おじいちゃんだけばっちりです。
なんて楽しそうにノリノリで演じているのですか、おじいちゃん。
おじいちゃん、そんなだから普通の役をやらすとなんかぎごちないとか言われちゃうんだよ、今回の役はなんの難もなかったよ、そっちが標準でいいんですかおじいちゃん。
(私のリアルじい様は80代ですがな、図々しい、むしろ父親世代。)


しかしなんというのか、激しく無意味でした。
なにしに出てきとんねん、ウルトラマン




えー、ではなく、階段の真ん中にはタコ、転落した手には「私の」と書かれた卵。
半開きの窓には薔薇の鉢植え、「明日の午前中までには」というメッセージ、何故か裏表に着せられた服。


そんな異様な状況で転落死体として発見された相棒に対し、「いえ、彼女の普段の生活のままです、、、」と答えられなかった女帝っつーのはむしろいい話の部類なんじゃないかと思います。あああ、不憫すぎる;
しかし、下手にそこで警察が無意味に混乱するところを見てしまい。


次に本当に邪魔になった相手が出来た時に、今度は実行してしまったのだ(無茶苦茶な状況を作って)、というよく考えるとちょっと怖い話。
そしてそれは留まることを知らず、もしかしたら将来、自分たちの障害になるかもしれない、なんて理由でどうしようか、と考えてしまっていたりなんだったり。
その辺はよく考えたら面白かったです。


それにしても女帝の弾けっぷりはすざましく、いやなんつーか、見てて楽しくはないものの思わずその根性に感嘆するまでに至ってしまいました。ところで霧山くんのファッションセンスは如何なものですか、いや待て、リアルのあのコンセプトはひょっとして「どっからどう見てもどう頑張ってもどんな贔屓されてても微妙!!」だったんでしょうか。
だったらちょっと大したものです。


がーっ、と持ち上げてがーっと突き落とすやり方なんてのはまあお見事。
この話、というかこの番組では一切合切生きていませんでしたが、一般ドラマでも充分に通用する手法ではないかと思います。全く演出として生きてませんでしたが。
(単にギャグですがいつものことですネ。)