どこかに「君の顔だけが好きなんだ!」という潔い男はおらんものか。

http://d.hatena.ne.jp/smallpine/20070426
なんというかこのエントリを見ていて思ったのですがね、私はモテるよーなモテないようなかなり微妙なラインの上に乗っているように感じるのですよ。なんというか、最近は減ったものの、外に露出して新しい人と関ってるとわりと声が掛かります。
彼らは概ね一様に私の顔を横目で見、うっとりと溜め息を付く。


(この際、気付いているような顔をしてはならない。)
(なんというか虚飾の世界に生きていると思われては溜まったもんではないので書きますが、母親からして雑誌にふ2/3ページどんと載るような人で(モデル系の人ではないス)、単に順当に遺伝でしかない。)


ルックスがいいとか悪いとかでなく、なんというのか人形顔です。
現在は一般的にそれほど人気が高いわけではないようですが、時々マニアがいて男はこっそり、女は堂々と寄ってきたりということが昔から少なくなくて。まあなんというのかわりと自覚と共に歩んできてます。
当日初対面の相手に顔を撫で回されて(さすがに数回しかない)、半年くらい前に一度見たというのを覚えてる前提という話をされて、気付くなというのは酷ではないのか。大学の授業が一緒だったからと突然に挨拶されたのは、口説かれたわけではないが「モテ」に分類してはいかんのか(口説かれたわけではなくても)。
百人単位で覚えられるものか?!


とはいえ、「気付いてない振り」をするべきなんですがー。
そこのところはしょうがないことのようです、ルックスがいいということは強者であるということであり(マイナスがいかに多かろうと)、強者には強者の責任があるでしょう。
とはいえ正直面倒臭いし、なんか会話が不自然で、人間として些か(と信ずる)不器用なので対応が上手く行かないことがあり、ならば責任のみ負って時々鬱憤晴らしに殴られよう、という決意はしかし。
大抵女性に抱き締められて終わりましたが。
人間性が大事だよね、というところになんだか話は落ちました。
(これは確か太る太らないという会話の時、私は太らない。)


ただ、ルックス弱者である人にある“自覚責任”が気にならないでもないですが、多分この内容と共に語っていいことではないような気がするのでここは控えます。


まあ、それなりにエピソードもありますが、「顔」はいい。少なくとも整ってはいる。
そこまでをまず前置きとして、前提としてやっと本題に。




モテているという気はしかしあまりしません。


顔をちらちらと横目で見て、私に話し掛けてきて、まあそこまではいいとして。ただなんだか私の話にはあまり興味がないようで、とりあえずは自分の話ばかりをし。
自分がどーだ、こーだ、どう言われたこう言われる。


思い上がっていると言われても仕方がないとは思うんですが。
正直、「横目で顔をちらちら見ながら話し掛けてくる男」に希少価値は特に感じないっす。本当に申し訳ないと思いますが、私に声を掛けてくる時点でどう思っているのかは実を言うとよくわからない。自分の話ばかりするのも、売り込みというかセールストークの一種なんではないかというふうに思い当たったのも、すっかり数が減ってきたつい最近でしかない。
もともとが挙動不審なんではないか、人間との会話が下手な相手ばかりなんではないかという疑問は抱いたことはないです。余所ではごく真っ当に会話しているということがその前後に確認出来ていることが大多数。
余所で自分の話ばかりをするということもそんなにない。
(なんというか、自己愛が強い相手が多いような傾向はあるが、多者とのコミュニケーションにおいてそれは魅力ともなりうると思う、そういう人物との普通の付き合いも存在、、、しているかどうか怪しくなってきた、あれ;)




自分のことを褒められることが目的の人、でもないようで。
いろいろ褒めてはくれるんですわ、しばらく進むとさすがになんか会話してる、「誰かよくわからん人」と。私の趣味ではないことを私の趣味とし、好きでもなんでもないことの話題を気を使って振ってくれる、気遣いは感じる、気は使われている。
しかし誰と話しているんだかよくわからない。


何故か人が変わってもあまり変わらない「その人物」はもしかしたら男性が持ちうる共有幻想なのではないのかとも思いはするんですが(料理を趣味としているわけではない、なんというかちょっと頭が軽くて愛を信じていることを認められない、といった付近のいいんだか悪いんだかよくわからない層というのが近いと思う、具体例を挙げるのは面倒い)。
まあなんというのか、声を掛けられる時点から面倒です。
「モテ」の点数を稼げるとわかる以前は(人間関係度合いのヒエラルキーってのも厳しいですな)、蛇蝎のように嫌ってましたが、まあ最近はそこまでは行きませんが。


上記の中身に惚れてる、というわけではない気がするんですよ。
あまり好ましくはないけど、我慢してやる臭も感じるんですよ、しかし現実の存在じゃないのに妥協されても困るんですがまあそこも置いておいて。


人形顔が好きなら人形顔が好き。
そのために多少の性格の難なら乗り越えてみせます、どうですか!
というふうに言われたら、多分私は正直さのあまり惚れるんじゃないのかと思うんですがどうでしょうかその辺。気付いた年齢が遅いというのも置いておきましょう、この際。
(ところでリンク先エントリと無関係じゃありませんか、今回。)