第三話

なんというのか、うーん、まあ、煩かったけどいいんじゃないかな。
煩かったというか、主題からの乖離感がないでもなかったけど(簡単に言うと「なんでこの時期に起こったのか」という理由が薄い気がするというかなんというか)、まあ加地? 先生が着任したばっかで次が転落事故で。
落ち着いてみてみれ、と弁護士嬢に言われて初めて生徒に気が付いてみたと。


全体的な感想としては「これから全員分の教師の弱みを握ってくのかなー」。
みたいな。


いやまあ些か捻くれているような気もするんですけど、今回加地先生も逆に弱みを握られちゃったしね。しかしあのヲタの女の子のクローズアップのされ方が、なんか異様に周囲から浮いているというかざーとらしいというか。
まあ別にいいんですけど、ゴスロリ着て「ポーって呼んで」で同人誌(というか小冊子)みたいの自作して、イラスト付きのホラー小説で、夜中にカートをからから廻して同人誌ショップに行ってたと言って気に入りの先生をラブホテルに引っ張り込もうとして。
それで写真に撮られて弱みになるってのはちょっとなんというか、彼女の薄気味悪さに紛れてわかりにくいかもしれませんが、盛りだくさんすぎる;


女ヲタの身としてはさー、隠れと大っぴらとが混在してるっていうか。
確かにどれもこれも聞いたことあるけど一人の人物ってことはないんじゃないかなぁ、というかなんというか。ムキになって痛ノルマこなしてるというか。
あれじゃ歩く(各種)ヲタの博覧会だよなぁ。


まあ別にいいんですけども。
しかし、耐性のない人が見てたら彼女絡みで複線あったら見逃しそうな勢いで異次元人ですね。開き直り系は笑ってられるだろうけど、触れたくない同類も多いだろうなぁ。
とはいえ、あの子はどう絡むんだろう一体? 絡まないのか??




というか、ヲタ系教師の(美形メガネだけど)八幡先生ってのも、なんかちょっと目立つ存在として描かれていて、例えば異変が起こった時に真っ先に実際に行動に移してる、くせに一番早く諦めてしまうとか(1話)。
この人のほーは上手いというか、ドラマに絡まなくてもまあそういう存在だと思えますね。実は金八先生に憧れてたって段階で許せるっつーかなんというか。


今回は、激高すると田舎言葉が出てきてしまう、些かお堅い不倫経験ありの女性教師で。


まあ、なんだかんだとこの人も諦めきれてない部分があるのか、揉めて登校してこなかった生徒の家の前で一日中待っていた加地先生を迎えに来て。
夜になって、出てきた生徒と。
その子の口にした「先生には負けたよ」という言葉に顔を輝かせていてー。


そいで次の瞬間に自分の不倫を暴いたビラを突きつけられてしまうという、えーと、それは素で名誉毀損ではないのかと思われます。犯罪。しっかし14歳以下だとここらの罪状はどうなるのかなぁ?(少年法はよく知らん)
つーか、勉強しろよ。


別に面白くはなかったです。前話のほうが良かったよな。
なんというかなぁ、救いがないというか勉強しろよというか(えー)、まあこの件に関する副校長の判断に関しては正しいよな、というか。
いっそ相手が犯罪やってくれると対処が楽でいいよな、と加地先生を褒めたくなったというかなんというか、まあ、ああいう相手って実際にいて面倒だなー、となぜか思ってました。どこで会うってんだよ私。
ところでその行為以降の加地先生の態度も微妙っつーか、完全に切り捨てたのか諦めたのか、同僚のために怒ってあげるわけでもなければ、どうすれば良かったのかと後悔している様子もないという感じで、どういう描かれ方なのかわかりませんが。
まあ、全体的にそういう態度っていうか、肝心なところで腰が引けてるんですが。
しかしさすがにこれはねぇ、どうにか出来ることではないけど、まあいくらなんでも手に負えないことだけど、どうしてそんな手段にまで、とか悩むとかそのくらいはあって良かったように思っちゃうんだよなぁ。
あとでこのエピソードのフォローはないんだろうしね。




もともとは理科の授業中に受験勉強をしている男の子を。
軽く注意して、教科書でぽん、と叩いたことから保護者が怒鳴り込んできて、ついでにその方は給食費滞納してる方でしたよと。なんかちょっとビンゴゲームみたいですね、一個ずつ穴を開けていって一列揃ったところで「出席停止」の措置と。
教育委員会から認識されてしまうという副賞付き。


まあ、犯罪以下で踏みとどまるように教育していなかったので、しょうがないといえばいえるんですが、単に煩い人ならともかく、前科付きなだけならともかく(にはならないのかな? まあ同じ地域にいる以上は記録が参照されるでしょうね)。
両方揃うと権力が発動されてしまうというそういうお話。許容量は見極めましょう。


そいでもって、それでもその母&息子を裁いた人は正義でもなんでもないと。
というか弁護士嬢サイドに触れそこないました、まあ来週。