#526 テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群(ギリシア)

ところで「イコノクライスム」で検索して見つけられなかったんですが、「イコノクラスム」だった模様です。まあ、間違えは間違えだけど別に恥ずかしくはないな。と(しかしどうでもいい)。


Wikipadia:聖像破壊運動


さてこれ、730年のことだったようですが。
といっても、、、どういう時代だかよくわからない...orz
まあ、偶像崇拝自体は『旧約聖書』に相当する、モーセ(聖書の根幹となる部分を書いた人です)(エピソードとしてはエジプトからイスラエル(後のユダヤ)人が逃げ出した時のリーダー、杖を振りかざしてぱかっと海を割った人)なんかがすでに「止めれ」と言ってるんですが。
これは偶像崇拝が生け贄を誘発するからという理由らしく。
てか、近くにそういう宗教があって、そういや、一時的に彼らのわりと有力者が(確かモーゼさんの兄弟)モーゼさんが目ぇ離した隙に嵌まっちゃってかなり怒られてた気がする。


まあ後の時代にはいろんな理由が付けられてますけどね。
わりと宗教初期の戒律ってちゃんとした事情とか理屈とかありますよ。


今もイスラム教(一番後に出来たユダヤ−キリストと同系統の宗教ですから)の原理主義者さんが似たようなこと言ってますね。今の時代、むしろある物をぶっ壊すほうが些か野蛮な気もするからなぁ。
もしかしたら、物が象徴してる支配に対する反感なのかもしれませんが。
仏像なんかはそういうの関係ないことも多いし(出来た当時はそりゃ別だけど)(権力者の力の誇示だったりはするんだけど、もうその人らずっと昔に死んじゃってて関係ないわけじゃん)、まあ、いいことじゃないよなぁ。




と、≪イコン≫と全く関係のないことを語りつくしてますが。


私イコンは基本的に好きくないんですよー、だってなんか顔色悪いしっ、てゆか、どうも「視覚的快楽を与えてはならない」という前提の元に描かれてるらしくて詰まりません。
でも、この回で出てきたのはそうでもなかったな、理由はわかんないけど。


てか、イコンというのは要するに宗教画です。
しかし後世のバロック、、、じゃなくてなんだっけ、ロココだかロマネだか、ルネッサンス?(各画家くらいしか思い浮かばない) まあとにかく、ああいう感じの華やかなのとは違います。
物によっては顔色がどす黒かったりまでするし(劣化もあるのかな)、そこまでは行かないものの、ちょっとなんというか極端化? というか、デフォルメされています、リアル系じゃないです。イラスト系って言ったらちょっと近いのかな。
いや、なんか微妙に違うか。;




まあとにかくそういうイコンと歴史を共にしてきた街の人たちが、偶像崇拝をしない、という古代の戒律を盾に取られて破壊を迫られてしまいましたよ、というお話。
その間約数百年単位の間、絵画ならともかく、壁画みたいなものをどうやって守ったんじゃいというのは今となってはよーわからんそうです。布張って隠してたらしいとか、なんか壁に穴が開いてたりしましたが。
(反面、壁画の顔部分に傷つけられているものも残ってた。)


わりと有名なコンスターティノープルに継ぐ、と書いてあるのですが。
私はテッサロニキというこの都市を、まあ、聞いたことくらいはあるかな? その程度の感覚でした、あーでも、ビザンティン(東ローマ帝国)時代って書いてあるから反映してたのって結構昔ってことになるのかなぁ。
西洋の歴史には疎くて困りますわ...orz


しかし今調べてみたところ、概ねイコンに関する記述しかないですな。
あ、ものすごく厳しいって有名な聖地アトス山(とりあえず女の出入りの絶対禁止)(雌猫もいないっていうらしいがその真偽はわからんw)もここに入り口があるって書いてありますわ。なんか宗教と共に歩んできたような土地なんだなー。




てか、私はイコン全般はいまいち好きじゃないんですが、この土地のはなんか好き。
だってなんか奇麗じゃないですか、リアリティはないけど、それもまたよし。
イコンを上から否定されても、守ろうとした気持ちはわかりますよ。なんというか、宗教画じゃなくてもなんとなくわかるし、宗教という名前があるともっとわかりやすい。
側にあると嬉しいじゃないですか。
守ろうとした気持ち、なんとなくですけどわかりますよ。


モザイクというか、大抵の場合、点やタイルで聖人たちが表現されています。
でもなんか優しくていいんだよな。
イコノクラスムの本当の動機は今も微妙にわからないままなんだそうですが(戒律自体は昔からあったけど有名無実になってたのが復活したわけですし)。
それが「本当の神の姿かどうか」って別に気にしなくてもいいじゃんねぇ。