#523 イベリア半島 地中海沿岸地方の岩絵(スペイン)

前にやってた「手の洞窟」だったかのほうが面白かったな。。。
(レビュー書いてないんですがネ。)


Wikipediaイベリア半島


岩絵っつーと、圧倒的に写実的な(しかしそこにあるのは獲物だけで他のものが存在しない)絵と、わりと今度のみたいな記号的な絵とがあるわけなのですが。
てゆか、人種がどの辺なのか調べようとして上手く行きませんでした。;
ヨーロッパ以外ならなんとでもなるんですが...orz
基本的には7000年ほど前のことのよーです、岩絵群。


えーと、時代的には狩猟や採取から、農耕生活に変化しようとする時期。


ハチミツが食べられていたことを示しているという記録として最古のものなのだそうですよ、前から食っとっても知らんけど(をぃ)。
しかしどうもこの回、触手が動かなくて。。。


もともと古代の遺産系のほうが好きなんですが、どうも今のナレーターの人と合ってないのかなぁ、どうにもそそられない。今、情報をとりあえず頭の中で再構成して(しかしそれは番組のせいではないが少ない;)いるのですが、そーいや今回「なんで絵を描くのか」ということに触れてくんなかった気がするなぁ。
絵を再現というか、実際に当時のものだろう手法で描いていたんですが。


わりと重要な栄養源であるだろう、鳥の卵なんてものをもし使っていたのなら(さすがにその成分は残ってないだろうし確かめることは難しいんでしょうが、可能性としてありえないようなものでもない)、真剣に描いてたってことになりそうだし。
そもそもそんなこと言い出さなくても結構な数ですよね。
手付かずまるまるというか、「ただあるもの」として700もの絵が見付かって、その意味付けよりも早く世界遺産に登録されたようですよ。


そういや、どっかの研究室だかが絵を保存してましたな。
あれ、でもすでに7000年経ってても今から急激に劣化したりするのかな? いや、もちろん当時よりずいぶん減ったんでしょうが、それでもかなりの数だし。
今まで持ってきたのなら、これからも残るような気がするのは素人考えか。
(日本の石室の絵はあれは封鎖されてたところを開けたからの劣化だし。)




てか、なんで残ったのか、って面白そうな話かな?
まあどう考えても、それに適した気候もしく場所に描いてあったからでしょうが。
そういやシンプルな線だったし、誰がいつそれを絵として、しかも7000年前の人々が描いたのかの特定、、、なんだ切り口によっては面白そうなことあるじゃん。
記録取ってた研究室の人らにそーいう話聞かなかったんですかね。


わりと土地の人らが見に来てる映像はあったけど。
実際に彼らがどう感じてるのかってのはおざなりだったような?
いや、気ぃ抜いてたので実は自信がないんですが、そういう系統の展開になってたらちゃんと聞いてたと思うんだよなぁ、私的に。




基本的に話は、なんせ700枚もあるので、そっから窺える生活や。
その時代による変遷。
鳥の羽を石のナイフで細くして、岩を砕き、卵の黄身を混ぜての絵の具作り、当時の絵柄を再現するなんてーことをしてました。
わりと世界遺産のわりにはフランクな扱いっぽいな。


てか、なんで面白くなかったのか自分でもわからない。;


壁画が一体なんのために描かれていたのか、という話になるのならば「祈りのためではないか」(一部が)というような言い方もされていたし。
それがなんで残ったのかは言及してくれてたら良かったけど想像は付くし。
(わりと日陰だし、地中海沿岸だと水気はどうだろ? 乾いてるイメージ。)
ご近所の人たちがのそのそと覗きに来て。
そこでのんびりと全部の材料を自作して絵を描いてる人に。
当時の変わっていった生活のことなんかも語ってたわけだけど。


でもやっぱり、なんか肉がないというか、祈りではないかっていう言及にしても隆起した地盤のような模様がが写されて(あれ、自然物でああいう形ありますよな)(ストロマトライトや鍾乳石なんかもあんなフォルムしてる)、なんでそう考えたかの説明がなくて言い切っちゃってるからちょっと理解が遠い。


そのくせ、現地でやってる蜂蜜農家のことなんかで尺取ってるし。
だったら現地の人たちが岩絵を通してどんなふうに感じてるかを語ってみて欲しかったなーと思ってしまうわけですよ、中世くらいの地続きなら充分ありなんだけどね。
ちょっとこう、惜しい回だったかと。