第十八回「争奪!姉様人形」

ぶっちゃけてもうちょっとしょうもない勘違いかと思いましたが、まあおりんも弥十郎さんもそれなりに納得の出来る感じだったんでよろしかったんじゃないでしょうか。てゆか、いくらなんでもCMしつこいんじゃー。
(この回の仲間割れシーンが延々延々と流れてたの、絵的に盛り上がりなのは理解出来るけどだからこそ楽しみとして取っておくとかさぁ! みたいな。)


というわけで、「密書が入ってるかもしんない」姉様人形を奪い合ってたわけですが。


あれはよく考えなくても卯吉さんが仕込んでいたのを途中ですり替えたという設定なわけで、そのせいで自分はのうのうと逃げ延びておりんが追われる(普通よりも執拗に)ということになったわけで。
それを考えると卯吉さん黒幕かー、と思わないでもないんですが。
なんか普通におりんのこと案じてたり、彼女のお母さんと交流を取ってたりするのでそこのところがちょっとわかりません。なんもなくても疑われて追われたかもしんないけど、なんかこうさー?




まあともかくも、弥十郎さんが「甘い」人で。
おりんが密書を持ってないのなら、それを証明してとっとと先に行かせてあげたいな、と思ったのがかなり裏目に出たとかそんな話なんですかね。しかし仲間というよりはストーカーというか、毎回遅れてくる助っ人というか。


なんかこう、微妙に便利キャラクタと化している節がありますもので、弥十郎さん。
話に乗っていいんやら悪いんやら、とりあえず次回でこの回の揉め事がなかったかのようにまた付かず離れずの距離になっていたのは違和感もなにもありませんでした。「やっぱなー」とか思った、正直思った。
だからまあ、もうちょっと他愛ないというか、少女漫画の擦れ違い並のしゃあないエピソードになるかとも考えていたんですが、それよりはしっかりしてたんではないですかね。


というかこの回は、ひたすら“姉様人形”を三人して取り合っていた、ということで終了なような気がするんですが。道悦さんはどうもおりんに対しては態度が甘いよーな風情があるように思えてならないんですが、やっぱりあれですか、昔(かなり若いだろう頃に)喰っちまった罪悪感みたいなものがないでもないんですかね。
てか、なんでいつまでも竦み合いが続いてたのか理解出来ねー。。。


なんというかですね。


おりんが毎回出会う「いい人たち」との話は毎回毎回、これでもかってくらいに素晴らしいと思ってます。死んじまうのに納得が行かないのもそのせいですよ、お涙頂戴はいらねぇよ、じゃなくてなにも殺すことないだろう! が先に来ますよ。
しかしやっぱり道悦さんとの関係とかびみょー(しつこいけど浅見光彦なのまではまだ許せても、あのさらさらストレートヘアが超 微 妙)。


弥十郎さんは役の微妙さを飛ばすくらい格好いいと思うけどやっぱちょっとなんかこう、便利キャラクタに移行するのは避けがたいところがあるというか。
それはでも、感動話の添え物になってるからだよね、当人ら同士の話になったらそうでもないんだよねきっと、という期待は今回裏切られてみました。
まあ、勘違いテーマとしてはマシというか、ちゃんと擦れ違いの関係が成り立っていたとは思うんですけど、トータルだと「だからなに」。いやだって殺し合いでしょうが、手鎖人毎度毎度、おりん&弥十郎タッグに何十人殺されてると思ってるんですか。


道悦の配下にもうちょっと話の通るまともな人とかレギュラーでいればよかったんじゃないですかね、、、道悦氏に「話の通じない獣」という属性を与えてるくせに交渉するのも迷うのもうろつくのも全部道悦さんだと間抜けなんだよ、なんなんだよアンタっ?!
獣か間抜けかどっちかにせんかーい!!
という感じで私も毎回毎回しつこいですね。
でもやっぱり人情部分は大好きです、おりんいーよなー、絶対次のドラマとか見ますからね。クライマックスに掛けてなんかこう、気が散りまくりそうだなぁ。
(道悦さんだけが敵じゃなくなれば多分大丈夫よ)(そんなに駄目か。)




すみません、えーと。
おりんと弥十郎さんがようやく話し合い「密書なんか持ってない」というのを信じることにしましたと、だから密書が入っていると目されている姉様人形を道悦のとこに持ってって彼女の潔白を晴らそうとしましたと。
でも黙ってそうしようとしてたので、かなりおりんと揉めましたと。
そりゃそうもなるわなぁ、というかねぇ。
全部事情がわかってからでもなんやねんと突っ込んじゃうよ。


つーか、おりん→弥十郎が納得行っただけで後はなに一つ釈然としてないじゃねぇか、、、なんでこうおりん中心で考えてしまうかなぁ(まあそれ自体はいいんだけど)。
てか、この回でしたっけか、弥十郎さんが使ってる配下がなんか操られておりんに襲いかかろうとしてたのって。なんかこう、話に乗ってるような乗ってないような微妙なところだったので記憶薄いー。


三竦みの三つ巴はさすがにまあわりと楽しかったです、あと取り得ねぇし。