#520 ワインのある風景 世界遺産の記憶(――)

ブドウの項目で調べてみよーかと思ったんですが。
≪ワイン≫のほうがよっぽど詳しいじゃん、いや、乾燥に強いか弱いか、どの気候に合うかとかやっぱり知りたいじゃないですか(なんのためかは自分でもわからない)(しかし私、同じ調子で集めたいろんな植物の生態の知識があったりします;)。


Wikipediaワイン


前回の“黄金”もそうなんですが。
この手の一つのテーマ縛りの番組って結構、正直こじつけというか苦しい展開になっているということもあるんですが、さすがに『世界遺産』ではそんなことないなぁ、というか、番組を続けているうちに自然に蓄積されたものなので結構良かったなぁ。


しかし私、旧約聖書のカナンの地は。
「蜜と乳の流れるところ」と聞いてるんですがー、まあいいか。


もともと気候的に向いていて、そこにてめぇで葡萄を植えてえっちらおっちらワインを作るってほうが人間的に好みだしな、地中から湧いて来るもんという自体はまだいいんだけど、それを信じて遠くから向かうってのは危うくてちょっと好きではないですよ。
というか、確か5千年単位で昔なのに細かすぎますかそうですか。
そうだよなぁ、あまりよくない暮らしをしていたところに、ありえないかもしれなくても希望として吹き込んだのならばそれはそれで現実的なのかもしれません。正直、言われた側だってそうそう無邪気に信じたわけではないだろうし(つくづく細けぇし)。




ところで隠遁してたはずの教会がワイン作って。
それがあんまり持て囃されるようになっちゃったからとそれじゃいかんと分離してった先の人らが、今度こそとその改良に力を尽くし、後に世界的な高級ワインになったエピソードは阿呆ちゃうかと。
まあ正直、そのストイックさが味に出たというわかりやすい結果ではありますが。
そういう結果を求めて分離したんだろうかという疑問はどうしてもな。。。


あれは、銘柄なんだったっけなー。
私は名前を知らなかったような気がするけど、えーと。


隠居させられちまった元教皇の隠居の楽しみが結実したとか。
もともと葡萄栽培にあんまり向いてなかったのに、改良に改良を重ねてスパークリングワインを作り出したって話は結構好きですけどね。w




基本的にわりと乾燥した土地(完全に乾ききった場合もあんまり向かないっぽいが)で、降水量が少ないほうがよいみたいですね。ふーん、あんまり土地が豊饒でも根が張りすぎてよくないみたいです。
しかしまあ、とりあえずワインに使われるのがヨーロッパ品種だからというか、そもそも欧州の文化圏の飲み物だからという可能性もあるのかなぁ。


つーか、なんとなくですけど、同じくブドウの蒸留酒であるブランデー(ワインの蒸気を集めたものなんですよ)なんかと共に、寒いところでのほうが美味しい気がします。まあ絶対じゃないですけどね、もちろん。
なんというのかな、熟成ってところがすでにっつーか。
あーいや、日本の泡盛なんて例もあるしやっぱりそれはケースバイケースか。


基本的には葡萄のこと調べた時も、主に北半球の植物って紹介でしたしね。
少なくともここで挙がってるよーな特徴のヨーロッパ品種は豊穣で降雨量が多い南半球にはあんまり向かないでしょうね。しかし、てことは、ヨーロッパ品種以外にも存在するのか、、、ああでも、酸味と甘みのバランスっつー問題もあるのか、難しいな。
日本のワインの成功例ってちょっと少なめだしね。
少なくとも土壌・降水量なんかから向いてる土地少なさそうだしなァ。




んにゃんにゃ、戦争に欠かせなかったとか。
ワインの運ばれるところに道が出来たとか、ローマ帝国の繁栄とも常に共にあったとか。多分大袈裟ではなくて酒と人類ってのがもともとそういう関係で、西洋ではそれが自然とワインだったんだろうなぁ、と思わせるところがありました。
保存や運搬のこと考えると、手ぇ抜くことも凝ることも同じ酒で出来るってのは確かに悪くないよなぁ。安いワインって本当に安いしね。


そういや、戦争との絡みで貴腐ワインも出てたねぇ。
これはむしろ製造法が結構有名なんじゃないかと思いますが、確か、あんまりにも最高潮の出来の葡萄だったから諦められきれなかったという話だったかな。
降水量がどうとか気候がどうとかの条件で収穫前にわかるみたいですね。


ある意味で、ワイン自体が長期熟成ってのも含めて。
かなり純粋な形で残ってる文化の一つなのかもなー、という気もします。
誰かからなんか奪わなくて良くて、ワインと共に生きる人たちもあんまり辛い思いをしないで済むってのはいいかもなぁ。