『スピード』

『スピード』
監督:ヤン・デ・ボン
出演:キアヌ・リーブスデニス・ホッパー
  /サンドラ・ブロック


女の映画初心者に勧めるのにはわりとないだろう的なジャンルなんだけど(誰だったか忘れた、あはは☆)、そんなことも気にせんと教えてくれてありがとう!
いっやー、面白かった面白かった。
いわゆるハリウッド的と言われるのかもしんないけど(どこ作か知らね)、こういう感じの力押しは悪くないよなぁ。努力と根性、信頼と友情、愛情。


まあ難を言うとしたらラストのあれはちょっとね。。。


確かにこういうタイトルだから、というのはあるのかもしれないけど、なんか先のエピソードが台無しになってしまったような気がしたんですよねぇ。まあ、ヒロインが突っぱねたのがああいう形で生きてくるという部分自体は良かったんだけど、別の危機が良かったなぁ、というか。
爆弾魔なんだから真っ向に爆弾でいいじゃん別に...orzくすん


あと、この手の映画では仕方がないのかもしんないんだけど、死者の描き方がなんというか、死なないほうが盛り上がったなぁ。というのが正直なところです。
死んだから高揚!
みたいなことしてる暇がないんですよ、ぶっちゃけて。
とにかく展開が詰め詰め詰めとくるわけで、最初の逃げ出そうとしたおばさんのところは緊迫感を出す方向に働いたのかもしんないけど、別にそんなことしなくても緊張感なんてだだ漏れしてたじゃーん、小細工いらないよぅっ。




ちゅうか爆弾犯と直接対峙するという展開ではないもので。
(まあ爆弾犯だしね、うん。)
生き残るの自体が目的、というところだとなぁ、というかねぇ。本筋とは違うところでのトラップに引っ掛かっての相棒の死ってのも、うーん。


シビアってんなら納得はするんですよ。無理があるほどではない。
でもそーすると、ラストで主人公たちが助かっちゃったのは? みたいな感覚に捉われてしまうんですよね。多分、どっちかだけなら気にならなかったんじゃないかなぁ。


話的にはシンプルで、バスに爆弾が仕掛けられました。


一度その爆弾魔と対峙した刑事さんとこに電話が掛かってきて教えられて、通りすがりのお兄ちゃんから車を分捕って運転までさせてバスに飛び乗りました(あとで弁償とかお礼とかちゃんとしてあげてね!)(てか主人公は忘れてるかもしんないから自分でちゃんと言いに行くんだよ!!)。


スピードが一定以上落ちると爆発するそうです。ハイ。
しかもなんかそこにもいないのにバスを見張ってるみたいで、乗客が降りる様子が見えたら即座に爆破とか言って脅してきやがるんですよ。まあ半分くらいは愉快犯でそもそも復讐でもあったんだけど、わりとなんのためにやってんだかわかんないヤツですよね。
よく考えたらというか、別に気になりませんでしたけどな。




んで、バスの中になんか後ろ暗い男がいるわ(さすがアメリカ)、銃をぶっ放してこともあろうに運転手を撃ち抜くわ。なんとか犯人を説得して降ろさせてもらったり、運転がかなり好きっぽい女性がなんとかハンドルに飛びついて体勢を立て直したり。
はっきり言って彼女の功労だと思う、うん、3/5くらいだ。
もちろん主人公もだな、それと結構乗客たちも頑張りました、まあ一人運転手が降ろされる時に逃げ出そうとして...orzくすん


あとは道が途中で途切れてたり(嘘ぉ?!)、なのでそこを思い切り助走を付けて飛び越えたり、、、ってえー!
あ、そもそも高速道路でした。
まあ、よく考えたらいろいろファンタジってたんだよなぁ。
だったらやっぱり殺さなくていいじゃんかー。


そりゃ、アメリカ映画だから(だよねぇ? 確認してないけどこんなのがそれ以外だったら逆に絶対聞いたことあるはず)、見当違いのこと言ってるのかもしんないけどさー。せめてそれで盛り上げてくれてもいいのにさー。
死に損ってなんか嫌ー。


つぅか逆に私、こういう話なのに登場人物たちに愛着湧いちゃってるのかもしれないですね。無茶だったけど、乗客まで含めて結構真剣にぎりぎりで頑張ってたからなぁ。
ちょっと動きが不審だった人がいて、もしかして、と思ってたけど良かった。
いや、特になにがどうっていう、エピソード持ってた人でもなかったんだけど、乗客の中にはいて欲しくなかったんだよー(つぅか三、四回死んでるし)。




うんまあとにかく。
努力と根性とテクニックと運だったんですよ。
あとの設定が結構適当だったことなんてもはやどうでもいいねっ、見せ場が作れればいいんだよ、見せ場がっ(贔屓)。
まあ登場人物が好きになれる話って私は好きだなー。w