第十四回「弥十郎悲しき再開」

要するにタイトルから察するに、今回殺されるのは弥十郎さんの関係者と。


いや、本気でタイトルから思っただけなんですけども、本篇を見て実際にそうだったらせめて書き出しにするのは止めるくらいの配慮があっても良さそうなものだと自分で思ってます。もうちょっと考えろよというか。
いやだって、人死に軽いんだもん、意に反して。
次回でまた、結構いい感じの人らが全滅しちゃった時、もう私の頭の中では元気で生きているということで決定してしまいましたとさ(次の分で書け;)。なんだその見方はと言われてもー、納得行かねー、納得ーっ。
(ある意味で感情移入はちゃんとしてる、しかし外される...orzぐすぐす)


弥十郎さんは結構好きなんですが。


それだから許せたというか、話として面白かったかというと、どうも道悦氏が出張ってくるとドラマが食われるというか、だんだんあのさらさらヘアがうっとおしくなって来てるというか。「汚い手段を使う」とか言われてもぉ。。。
そういうキャラクタなんだからいちいち責めなくても。
こっちはもうそれで固定されてると思ってるのに、作中人物がいちいち指摘するというかなんというか、別にそんなことどうでもいいのでしつこく感じてますぅ。


むしろ時々やらかす無意味だったり無軌道だったりする部分を責めて欲しいというか。
それには一体なんの意味が? と呆然とするような役回りを(話の展開のために)背負わされてしまってるんだから、もう少し無個性で不気味ななにを考えてるのか「神秘的」にでもよくわからないキャラクタにしてくんないかなー、というか。


もうこいつあかん、、、都合よすぎ、というの自体はぶっちゃけ仕方ないんだけど。
それをドラマの要因としてちょくちょく絡めてくるのは止めて下さいよ、あの人が出てくるともうギャグに見える寸前なんだってば。;




と、毎度毎度道悦氏について熱く語るのはいかがなものかと。


いや、弥十郎さんの過去が窺える回だとのことです。
はっきり言って、弥十郎さんはあんだけ腕が立つという設定から(その道の≪手鎖人≫をさくさくと片付けてしまうおりんと張る、ついでに頭領の道悦とも軽くやりあった程度だけど互角)、それだけで普通の人間じゃないとわかるんじゃないんですか。


なんで今更おりんが「お前一体何者、、、?」とか聞いてるんですか。
しかも、村のおばあさんにちょっと偉い人扱いされた程度でですよ、おりん系の裏の人じゃなきゃ忍者とかそれなりの武家の出ってのが普通の解釈だと思うんだけどなぁ。
おりんもそんなに鈍くて世の中渡ってけるんですか(冗談です)。


いやでも、なんか杜撰な回だったなー、というのが正直なところで。
私みたいにはっきりとどこそこがおかしい、とまでは行かなくても、実際なんとなく「ん?」とは感じるんじゃないかなぁ。弥十郎さんのことをはぐれメタル(何故スライムを思い出したんだ私の脳)だと思ってたんですか、おりん。
いや、俳優さんのせいかもしんないけど、そうは見えにくくね?
ほほう、お坊ちゃんかよ、という具合に揶揄ってくれたら萌えたのになー。
(なにを期待しているなにを。)
まあ、おりんが弥十郎の身元を気にするという描写自体は必要だったんだろうけどね、しかしもうちょっとこう! 上手く言えないがもう少し!!


にゃー、弥十郎さんと偶然に出会った母子なんてのは、そんな悪くもない出来なんだけど、そして2話からのレギュラーなのに話の中心になったことが一度もないという新鮮味はあったものの、面白いかというとそんなことはねぇなと。


そして道悦氏は人情話の時には緊張感が崩れるので出てくんなというか。
(それは単なる個人的感情にすぎませんが。)
(しかしどうも、あの人の常に権謀術策というノリは一般庶民に向って展開されると間抜けっぽい、、、もうちょっと政治の暗部とか、せめて豪商相手とかぁっ。)




とことんストーリーを無視ってすみません。
弥十郎さんが、どこぞの偉いお家の妾さんとその息子と出会いましたよと、なんかそのお家の弟御(息子がいなきゃ後継げる)に命狙われてましたよと。


お人よしにも痺れ薬を飲まされてしまったところは、弥十郎さん好きなので許す。
そして痺れながら戦ったところとか、結構わくわくしてましたし、別のところでそのお妾さんのお母さんと知り合いになってた関係で助けに来るおりんというところは結構本気で喜んでましたよ、逆は初めてだな!
あと、そのお母さんが弥十郎さんの昔馴染み、でもあったんですがね。


フツーに登場人物好きなのに(道悦氏は置いといてー)。
なんかこう、報われてないというかなんというか。
そして人死にがどうにも蛇足にしか思えないというか、せっかくの弥十郎さんの関係者なのにつながり部分薄くなかった? とか。
彼の過去に関しては匂わせただけで終ってて半端だったよなー、うーむ。