『天保異聞 妖奇士』説十五 羅生門河岸の女(らしょうもんがしのおんな) / 説十六 機の民(きのたみ)

話に区切りか付いた15話をすっ飛ばして。
なんでメガネ、なんでメガネ、なんでメガネということが頭の中をぐるぐるぐるぐるしている段階で阿呆ちゃうかと全く思わないわけではないんですが、なんでメガネ?!


昨今の流行りのせいでしょうか、それとも作り手が好きなのか。。。
別にどうでもいいといえばいいんだけど、どっちでも微妙に嫌だ...orz


てか、「蝶」の話は自分的にはいまいちでした、しかしまあ、これが好きだという人がいてもおかしくはないかな、という気はします。けれど、見せ方としてそれほど上手かったかというとそんな気はしませぬ。
“愛”は良かったよ?
あと、ほんのちょっとだけ、ほとんど通りすがりみたいにして登場した最後の被害者である、あの女の人も悪くはなかったよ。なに言ってんだかわかんないということもなかったですよ、別にこれはこれでいい。


――さあ25歳になった、自由の身だ、どこに行こうかと。


そんなふうに思える人が少ないっつーかほとんどいないのも当然じゃないか、しかしまあ、アトルちゃんが逃げる理由は特にないわけですが、あの子は隠れてるだけですしあくまで。生活の手段でしかないというか。
身請けされても、さて、そのあとは男の情に縋って生きるしかないと。
実際、花街の女性はどうしていたんだろうなぁ、とも思いますが。
それはまあ、てめぇで稼ぐ手段がほとんどないのである時代の女性らなら当然で、それでもまだ江戸はマシなほうなんじゃないのかしら。田舎じゃ餓え死ぬくらいしかない。


死ぬよりゃマシだって、あの男の子が言ってたのは本当は真理なんだろうけれども、そういうふうに思えるのがすでに「特別な人」だって可能性だってあるじゃないか。
それは才能のあるなしなんてのとも微妙に違って。
この世界にいろんなものがあると知ってるかどうかってことかもしれない。


逃げたい、でも逃げてどこに行くの?
というのは、悪い感情ではもちろんなかった。
けれどやっぱり、面白かったかというとそれは別なんですよ、蝶の蛹のように体が溶けるという話もなんだかどうでもなかった。前にも聞いた「投げ込み寺」、女が死んだらそこに置いてくる寺というほうがよっぽどなんかしらの衝撃があった。


体が溶けても、なんだか彼女らには普通のことのような気がする。
そうしてそこまで酷いそんな場所から逃げ出しても、どこに行くべきなのかわからない。余所にも生きる場所があるわけじゃない。


で、いきなり愛が降ってきて彼女を結果的に殺したと。
美しい話ではあるんだけど、頭の中で捏ね回さなきゃそう思えないというか。




まあそんなことはともかくとしてメガネなんですが(駄目だこりゃ)。


走りながら種族の説明やら、古き民がどうこうやら、本気で辟易してチャンネル切らなかったのが不思議なくらいやっつけというかわざとらしかったんですが。
しかし正直、そんなにそこらは気にならなかったなぁ?
今更だからなんですかね、設定に関してそんなに不満はないんだけど、説明のしすぎというか、ぎゅっぎゅっと無理に詰め込まれてるような気がすることが往々にしてあるわけなんですが、サービス部分は詰め込んでもいいけど説明は切れよって思うんですが。


そこが目的の人が見てるというのなら正しいんだろうか。。。
アクション重視らしい展開の中で勘弁して欲しいよな、もうちょっと簡潔にするなり小出しにするなり考えて欲しいんだよー、難しいとかそんなことじゃなくて。
「お前のことなんかどうでもいい!」と思うのは辛いのよ...orz


いや、話に必要だから消化しなきゃなんないんだけどさ、早めに出せ早めに。
同じ話の中で消化してくんなら、登場人物の台詞以外で説明しろや。同じ手段使ってる他の番組よりマシなことも、設定自体は結構面白いというのも認めるけど!




ところで“サンの民”って山の民でいいのかな?
木の民かと思ってたら「機の民」なんだ、ところであんまり顔が好みでさー、、、なんかもう本気でぐるぐると混乱しながら見てましたよ。もう私に近づくなってなんですかその言い方可愛いし(少し混乱を抑えましょう)。


紙で出来た空気鉄砲で要人が狙われるという事件の中。
なんだっけあの人、まあ、あやしの一人、サンの民の人が昔馴染みを見つけます。どうもこれが工作を得意とする種族の人たちでもあるらしい。
あんなにどかどか派手に普段の生活から使ってたらバレるわな、そりゃ。
(別に隠れる意図とかあるわけじゃないからいいんだけどさ。)


そしてなんか、姿を消した、メンバーの姉が話に絡むらしいと。
メガネの印象しか残らなかったのも致し方ないところがあると思いませんか。
や、詰まらなくはないけどさ。w