第十一回「裏切りに哭いた愛」

もずちゃん可愛い、もずちゃーーーん!!


とか、素で叫んでいたのは一体なんだろうと思います。いや、偉い武家さんの娘さんもかなりいいキャラクタでしたけどさ、おりんがちょっと助けられただけなのに、思い切り肩入れしていたのもわかりますよ。
ラストもものすごく怒ってたよねー、、、まあいいや、あんな男。
(なんというか女の気分。)
「もずちゃん」てのは今回の敵さんのリーダーの女の子、可愛い。


や、顔がどうかっていったら冷静に考えると下膨れで童顔なんですが(冷静に考えても可愛いタイプには入ってるな)、そして時代劇でなんだろうといつも思うポニテなんですけども、いやおりんからしてエロモードはそんなですけどさ。
演技が良かったかというと、そもそもそこまで出番ないし!
なら短いながらも抜群の台詞廻しだとか、台詞に可愛げがあったのか、みたいに考えるのが筋なような気もしないでもないけど、演出的にも放っておかれてたよね? あれ。


いやなにも、彼女だけじゃなくて、それに従って今回の手鎖人さんたち、いまいち存在価値がよくわからないようなところもあったんですが。


影が薄いかというと、事態が切迫すると突っ込んでくるというか殴り込みを掛けて来るというか、しかも本筋の事情とはなんの関係もなしに、単に「おりんの動向が掴めたよ!」というだけのことのようです、説明すらなかったし。
案外、今回の黒幕にうまいこと使われてただけなんでしょうかネ。
それでも別に気にしないようにも思えますがもずちゃん。
そんなに深く物考えてるよーにはとても見えなかったんですもん。


まさにその空気が読めないとこが可愛いんだよー、なに考えてんだ自分って気も正直しないでもないんですが、ついうっかり彼女の役者さんをチェック、「朱花」ちゃんね! うん覚えた、他で見れるとは限らないけどっ、名前も可愛いなー(そろそろ変態さんみたいです)、検索してみたい気持ちはなんか知りませんが懸命に抑えてます。


てかさすがに、話に絡んでいない「もずちゃん」で語りすぎですな。;


おりんもちょっと斬らなくてもいいのにー、と嘆いていたのは内緒です、話自体が気に食わなかったってことでもないのになんでこんなになってるのか自分でもわからない。。。


いや、実はなかなか面白い話でした。
わりと定番の展開っちゃあ展開なんだけど、ちょっと特殊な番組である『おりん』との兼ね合いがなんか悪くなかった。普通の番組なら読めて当然の筋がわかんないんですよ、決まったパターンがないもんだから。
なので、非常にシンプルな筋なのに久々に悪くない、という気分を味わえました。


あと自分が気に入ったからというだけでなく、手鎖人の使い方がわりと上手かったんじゃないのかな、この回。
単なる「突然の襲撃者」としてしか扱われてなかったんですよ。
よく考えたら狙いはあくまでもおりん一人なんだから、やたらと事態に絡んだり、単におりんに関っただけの人をわざわざと狙って殺すとかよりも(偶然巻き込んだとかなら可、今回もちょっと違うけどそんな感じ)、周囲と相容れない異質な存在ってほうが正しくない?


そもそも時代劇のケレン味のためにしょうがないんだけどさ。
ちょっとチンドン屋風味っていうか、面白人間大集合みたいな風情があるわけじゃないですか、手鎖人たちって基本的に。
それが裏で黒幕でございって顔してると逆に真剣に見れないんだよな。。。
あくまで戦闘員や手駒として、淡々と描かれてると別に気になんないんだけどさ(それなら攻撃が多少派手でも意識の隅っていうか)、でも話の中核になる事件と絡んでるとそうもいかんわけで。
しかし冒頭及びラストに無理矢理突っ込まれてるのもなんだしさァ。
道悦さん絡みとか、土地の人が黒幕とかそーいうのは置いといてね、それだって何回も出来ないだろうから、この辺の位置が無難じゃないのかなと。




という話じゃないんだってば...orz


まあなんというか、よくある裏切り話でね。
不正の証拠を掴むために商人を送り込むとか、それをなんとか握りつぶそうとするとか、不正を暴こうとした側が逆に殺されて、娘さんがその証拠を手になんとか訴え出ようとするという展開。
どこにおりんが絡んだかというと、かなり強引に突っ込まれてましたが。
一番最初に検問を抜けるための突破口にしようとしたのは説明されてましたが、それ以降に関してはなんで働いてたのかわからんかったです、今回はその娘さんと一緒にいたの船の上だけだったしなぁ。


まあ、裏切った男を許せなかったのは許さないでもない。w


こういう、筋がどうとかいうより勢いで見せる話のほうが好きかもなー。
もずちゃんたちの乱入で事態が進展すんだww チャチなんだけど上手いよな。