第18話「一撃!シルバー・ハンマー 」

しかしどうにも光子ロケットその他では(この一回あとに別の宇宙学者さんたちがロケット作ってる)、航空にほとんど時間が掛かってないようにしか見えないわけで、そんな中で火星までへの従来航空での所有時間を真面目に説かれてしまっても、ですね...orz


わかってるよ、そんなのはさすがにヲタ以外は気になんないよ!


ただ、この話っつーかこの番組で「孤独に耐える実験」言われても。;
もう少し相応しいシリーズがあるような気がしてならんですよ、というちょっと妙な言い回しなのは基本的にこの番組のスタッフがほぼだいたい、別の特撮にも関っているからなのですが。この話にリアリティがないのは別にいいですよ、必要もない。
けれどなぁ、このテーマはさすがに背景に重みが欲しかったなぁ。


うーん、まあ、展開とか見てると重みもなにもない気はするけどさ。。。
(そっちの意味では、です、盲目の少年との組み合わせというのは全体的に見ればそう悪くはなかったっすよ。)


宇宙開発やらロケットの搭乗員を選ぶときには実際にやるみたいですね、孤独に耐える訓練っての。わりと大変らしくて、途中で炎の幻覚を見てしまったり精神状態がおかしくなってしまうことも少なくないそうですよ。
で、それが極限にまで至っちゃって、怪獣化?
つーか、普通は誰かしらが見張っててやるもんだとばかり思ってたんですが、地下何百mかにぶち込んで160日ってなんかあったらどうするんだ。生きて帰ってこないかもしんない、みたいなニュアンスはなんなんだ。
成功しなかったら失敗するだけじゃないのか。
なんで失敗したらあとがないみたいなんだ?!


(それとも一昔前はそんなだったのかしら;)
ソ連なら絶対にありえないと言えないっつーか、あったかもしれなくてもそれを知らないというのもなんか微妙すぎるー。)
(私が見たのはアメリカのNASAの実験の話でしたね、面白かった。)




まあ要するに、160日を経て地下から出したみたら怪物。


そして巨大化して暴れたわけですよ、それがどうして当人かとわかったかというと、、、私にはよくわかんないんですが(接触が不可能なはずだから、という前提で当人断定)(しかしあとで宇宙人に明らかに操られている! と判明)(どっちだ)。


私、これを最初に見た時はなんか感じ入りましてねぇ。
この話の「怪物」が醜いのはすごく正しいなぁ、と思ってたんですよ。設定がどうとかはその時点では気になってなかったし。
そして彼には盲目の息子がいて。
彼が描く絵は「大宇宙の星」じゃなくて「深海のヒトデ」。
そして美しいフルートを吹くと彼を目掛けて怪物がやってくる。という。


なんか薄っすらと考えさせるじゃないですか。


お父さんが宇宙人に操られて巨大化してなければ多分...orz
すんません、なんかこう、微妙に無理なんです。この話が前半テイストだったらなぁ、助からないかもしれないけど(そっちのがいいとまでは言わないけど、納得は行くよなぁ、この話なら無理はないって)。
どう見てもそれは作業着ですね、あああ、ぼろぼろになって。
とか。


そもそも地下での生活はどんな感じだったんだろう、食事せずにってのはもちろん無理なわけだけど、お風呂とかの生活居住スペースってのはあったんだろうし。どんな部屋割りになっていたのかなー、とか、戦ってる最中に余計なことが頭を過ぎるんですよ。
ぶっちゃけ、怪物化した父親と盲目の息子の悲しい話で押し通してくれてたら。
そもそも「孤独の耐久実験」自体も気にならなかったかもしれないです。。。
すごい話になった可能性はあると思うんだけどなぁ、うーん。
つーか、子ども向けのテーマかと言われたら違う気もしますが。


そしてタイトルは相変わらず“シルバーハンマー”。




でもまあ、それでも考えたのは、盲目の人にとっての唯一の一番親しい人のいない160日間って、要するに孤独耐久実験だよね。
研究員だのなんだのが、物々しくやってるよりずっと切実だなぁと。


まあ、なんで狙われてるってわかってるのに湖畔で少年がフルートを吹くとか(囮なのですかと本気で考えたよ、正直!)、蓮の花がぽんぽんと開くとか。


そもそも醜い怪物と化したお父さんとかも含めて。
全体的に絵は素晴らしかったんじゃないのかと思います。
それでも巨大化しなきゃなんないんですけどね。別の巨大怪獣じゃ駄目だったのか。。。
あああ、どっちの方向にもとことん半端だなぁっ。