第十回「初恋は刃に散った」

位置関係が大概気になってくる今日この頃。


手鎖人たちはどんだけおりんより往復が早いんじゃというか、道悦さんは「今度は私が行くぞ」とか言ってましたけど前回確かばっちり出張ってませんでしたかとか(さらにその前の回にもいましたな)、気にしてはいけないのかもしれませんがもう少しどうにかなんないのかな。。。
もうすでに私が細かいんじゃないよ!
いっしょうけんめい気にしないようにしてるのにぃぃ。




そんなことはさておき。
しかし、今更「昔の仲間」ネタを出されてもちょっと遅いんじゃないかというか、人間味が増してるからあとのエピソードが生きてくるんだよっ、と言い張るにしてももう何回か前で充分じゃねぇのかとか。しかも別の昔の仲間と偶然会ったって回と1話しか開けてないと印象が連続してこないか?
別にそう詰まらなかったわけでもないんですが。
面白かったかというと、別にこの番組じゃなくても見れるしなぁ、というのが本音。


えーと、アウトラインは。
昔馴染みの男の子と女の子に会いましたよと。


男の子(すでにそんな歳ではない)はおりんのことが昔から好きでしたよと。
女の子はいっつもそれを妬んでいましたよと。
そいでもって、おりんはおりんでさくっと女の子の肩を持つというかなんというか、せめて振ってあげればいいのになー、と思わないでもなかったんですが。


その辺の擦れ違いっぷりはなんかズレてて楽しかったです。
なんかおりんは普通の女の人と違う描き方されてるんだね、ふーん。


あとはえーと、いつもみたいに親切な人に拾われて、そこの少女と仲良くなるもののいざ旅立とうとする時のその子が人質に取られてそそくさと家族ごと逃げてったり(大したことがなかったのはなにより、というのが正直なところ;)。
男の子がおりんの話を聞きにきたり。
そもそも家族ごとおりんを襲ったのは昔馴染みの女の子だったりします。




いや、いまだに彼らは手鎖人の本質みたいなものを知らないっぽいですよ。
なんか道悦さんの好き勝手にされてる集団らしいです。
でもなんか、それを知らずに上さま? だったっけか、将軍の命に従って、みたいに皆信じてるっぽいです。ふーん。
まあどうでもいいんですが。


わ、わりとどうでもいいよな、そういうの。;
いやいくらなんでも時代劇だしなー、殺陣でばっさばっさと斬り殺されていくのにいちいち感情移入してたら見れませんし。「だから」時代劇が苦手ってのは当然あってもいいと思うけど、そこまでお約束が駄目で見るってのはさすがに違うよなぁと。


まあ、おりんが気にしてるならそうなんだね、的なスタンスです。
それでもおりんは結構可愛いので。
ある程度は「人間味」に切り込んでくれたような気がするのですが、この番組、少なくとも他の時代劇よりは多少は命の重みみたいなものがあるような気がしないでもないけど、やっぱりそれでも軽い。
親切な人たちが死ぬのはちょっと辛いけど。
記号的な存在がいくら出てきて斬られてもそれでどうこうは思わない。




ある意味で、手鎖人の昔の仲間が出てきても、その括りに入れてるのかもしれません。
前々回も今回も、あんまりこう、「死」が重くはなかった。
まあ仕方ないじゃん的な。


男の子はおりんから事情を全部聞いて、おりんがお頭(道悦さん)の子どもを産んだのは本当かっ?! とだけ聞いていたわけですが、まあそれを確認するのが一番手っ取り早いのかもしんないけど己の気持ちに素直だよな。。。
そいでもって、もはや誤魔化す気があるのかい、というような投げやりな誤魔化し方を直属の上司にされまして、おりんに逃げようと言い出して。
女の子を置いてくつもりかとおりんにとっても怒られました。


正直、面白かったんだけどー。
しかしどうもこう、納得が行かないというか。
何故に命を掛けて、子どもの頃のまんまの「色恋沙汰よりちょっと前」にしか見えん可愛らしいことをやっとんのかいというか。


ところでおりんの恋愛はないのかなー。
いや、1話で死ぬ人とかじゃなくて(妹さんの面影を見てた人は好きだったけどさぁ!)(完全におりんのせいで死んじゃった...orzえぐえぐ)。
弥十郎さん、いかがっすか。
歳は行ってるけどだいじょうぶだいじょうぶ。


やっぱり深刻な部分の面白さじゃないんだよなー、うーん。