#513 アルケスナンの王立製塩所(フランス)

何時代だったっけ、えーと?


18世紀ってのはよくわかりません。
マリー・アントワネット関係でしか知らない!(あとフランス革命とかー)(←事実関係は知ってるけど、政治的意図とか見てわかんないんだもん)


Wikipediaクロード・ニコラ・ルドゥー


この回自体の中で記憶に残っているのは。
労働者のための工場を謳っているんだけども、その中央には全体を監視者が見通せる塔があるんだとかなんとか。つーか完成しなかったとか。
要するにそれってフランス革命の革命側に近いんだろーに。
豪奢な工場は権力者側の産物としか思われなかったようです。


(つーか製塩工場は稼動はしてたけど完成しなかったんだって。)


んでだから、百年早く生まれてしまった天才、と言われてるそーですよ。
でもなー、実際でっけぇよなぁ、製塩所。まあ、製塩のこと全然知らないんですけど大きいほうがメリットあるのかなぁ、一旦稼動し始めたら結構稼げそうですけどね、アレ。
フランス革命の人たちも使えば良かったのになー。
ほら、雇用確保雇用確保。


塩なら別に贅沢品でもないし、むしろ生活必需品だし、少々見栄えがよくても工場が大きいってのはそんなに悪いことじゃないし、わりとキツい仕事なら環境も大事かもだし。
むしろ前世代の遺物だろうがなんだろうが使い倒すべきじゃないのかしら?


とか、結構ナチュラルに思ってしまう私は、多分その時代の感覚ってものを理解していない気楽な人間だからなのかもしれませんが。生活が楽じゃない人たちがいるのならば、なにを利用しても(それに利用され返されないのならばなおさら)、潔癖に取り澄ますよりも生活向上を優先して欲しいって思っちゃうんだよねー。


ひょっとしたらルーさん、どの時代に生まれてても一緒だったのかなぁと。


権力者の力を使っても、働いてる人たちが気分良ければまあいいじゃん、みたいにはすでに思えない時代だったんかもしれませんけど。んでも、なにもかも全てが悪いわけではないんだから別に工場はあっても良いじゃんかね。
中央の監視塔なんて閉鎖するか溜まり場にするか。
全体の連絡所にしちまえば良かったんだよ。
それこそ、まだデザイナーが残ってるのなら、劇的!ビフォーアフターするって手もあったじゃん、放置したり、一から作ること考えたら絶対お得だったって。なんだったらすでに稼動してたっていう製塩所に改造費用稼がせれば良かったし。


製塩所って印象悪いかなぁ。
うんいや、そりゃ、王室が自分たちの収入を増やそうべー、という理由で作るの可、と言ったらしいと言われてるけどさ。監視所があるものの作業環境は快適、見た目も結構キレイ(しかし熱を使う仕事だからキツいだろう)(煙突の替わりに天窓ならわりと全体の空気の流れなんかもいいかもしれない)。
んでもって、売るのが生活必需品。


ということなら、むしろまあ権力者であっても許してやらんでもない、わりと真っ当な稼ぎ方じゃない?


大理石っぽい真っ白の、まあぶっちゃけて世界遺産に登録されてしまうよーな見た目に騙されてしまったのはわかんなくもないけども。気持ちはわかんなくもないけどもそれって本質とはちょっと違うものなんじゃないのかしら。
そりゃあ、革命なら、前時代のものを全部駆逐しなきゃなんなかったのかもしれんけど。


もうとっくに時代の結論出てるのかもしれませんけど、なんかフランス革命って好きになれないよーな気がします(つぅかなんで知らないのかしらねぇ)。
つーか、「百年早かった」というのもね。
別に妥当というか、どの時代であっても構わないよなぁ、だって工場を建てる側の意思でもって、労働者に快適な(しかし監視はするぞ!)環境を与えるというのなら、別にどの時代のどの場所でも構わないのと違うのかしら。


労働者の側の立場は強くなったり弱くなったり当然あるけど。
雇う側はいくらなんでも雇われる側より大抵偉いでしょ(ものすごく接近したり、たまには逆転してもね)、そっちが快適な環境ー! とのたまってるわけなんだから労働者は薄ら笑いで受け取ればいいじゃん。
なにきりきりしてんだよ、なあ?


(そういう姿勢がむしろムカつくというのだろうか。)
しかし単に聞き逃したのかもしれないけど(多いにありうる)番組の中では工場がどうなったのかよくわからなかった。今も稼動させてやりゃあいいのに。


なんか使用に耐えそうだぞ、あれ絶対。保存してないでさー。