『DEATH NOTE』STORY #011 突入 / #012 恋心

ライトのお父さんが「偽キラ」がテレビ局に仕掛けた罠に飛び込んで行く≪突入≫と。
姿を現した偽キラっつーか第二のデスノート持ちである少女ミサが己の死神から、自分になぜノートを与えたのかということと、「死神を殺す方法」を聞くという≪恋心≫。


正直、よくは覚えてないんですが、原作漫画では偽キラの正体については、わりとネットで盛り上がっていたような気がするので結構引っ張ってたんでしたっけ。
いや、すでにメディアミックスかこれだけ進んでいる中、展開で引っ張るというのはあまり利口とも思えませんが、あっさりと登場したかなー、というのが正直な印象。


なんというか、正体が全く知れない存在って楽しいじゃないですか。
いや、もちろんこれは完全に個人的な好みの問題ですが。
(原作でそもそも何週掛けてたのかも知らないし。)
(第一録画でかなり週が遅れてるので見る感覚がばらばらだし。)




ただ、ちょっとだけ原作とは見せようとしてる部分の比重が違うな、というふうに感じることはあります。それがむしろ好ましいこともあれば、多少残念なことも、という程度。
気を使っているというよりは、これだけ「忠実」に原作をなぞっていながらも雰囲気の違いを感じることがあるってのは純粋に現象として面白いなというか。
表現ってのはすごいなというふうに感じるというか。


心臓疾患とはいえ、過労で倒れたライトの父親、、、えーと、矢神刑事局長がその当のベッドを抜け出して護送車を乗っ取り、「姿を見せるだけで殺される」という相手が張り込むテレビ局に突っ込み。


偽キラからのメッセージを全国放送に流す局側を止める、という話。


テレビ局にいる彼らにあるのは(主に一プロデューサ)、センセーショナルな事態を放送することによって世間の注目を集めるということのみ。
なんてぇ題材を使っているわりに。
やはり原作が原作だからなのか、そういう人物がわりとさらって描かれていたのは良かったと思います、たまに醜さをやたらと強調して話を進める場合があって、なんか逆に作り手の、己の純粋さの主張みたいでうんざりするんですよね。


ここでこれを書くのはなんですが、この作品の脚本をメインで担当してる方が関る特撮番組がどうにもそういう傾向があって、些かうんざりすることがあるんだよなぁ。


原作付きだからなのか、この回の脚本さんが違うのか、それともその辺の兼ね合いが番組を決定付ける別の人なのかは置いておいて、まあそんなことがなくて良かったです。
現実社会の「醜さ」を半端に話に入れて悦に入られるのって辛い。
どうせ一度やるのなら、とことんやって欲しいっていうタチですもので。
うんまあ、個人的にですけどね。
(単に話に必要ってのは、気になるとか気にならない以前の問題です。)




そして押収されたビデオからエルが「第二のキラ」の存在に気付き。
ライトに捜査協力を求めます。
はっきり言えば、ほとんどキラの正体として確信してるよーにしか見えないわけなんですが、「第二」の存在に対しては少なくとも共同戦線を張れるだろうからと。


この件に関しては、ライトにとってありがたかった、というのが実情じゃないかと。


ただしかし、「第二のキラ」を野放しにしておくと、ライト=キラにとっても良くはないけれど、警察にとってもありがたくはないことになるだろうしで、まあエルの判断は間違ってるとは言い難い、のかなぁ。
全部事態を知っているといないとでは判断は当然変わるわけだしなー。


とりあえずは判断保留で。
そして第二のキラ、現役アイドルでもあるミサが「視聴者の前」に姿を現し、彼女なりの事情を話し始めます。キラを支持しているということ、それは偶像崇拝というより恋心に近いようなものであるということ。


んで、そもそも彼女の持っているノートは、ミサについているのとはまた別の死神が、彼女に恋をして彼女を助けようと寿命をいじってしまい、その場で落命。
それを見ていた死神レムさんがミサにノートを届けに来たそーですよ。


つーか声優の顔出ししてた回で、レムさん(女性)とミサさんの声優同士の絡みにものごつく萌えました、すんません!
だだだ、だってなんか可愛いって思ってたよねー、レムさんの声の人ーっ。


ぶっちゃけこの辺で原作から離れてしまったので、この後のことはそろそろ覚えていないんですか、しばらくミサ篇なんでしたっけか。
頭が悪い、とかライトに毒づかれてるけど、それはあくまでライトの目的に対して、であって非常に勘の鋭い女の子として描かれてるのでちょっと楽しみです。
実際、次の展開どうだったっけかなぁ?