第五回「母が守った花嫁御寮」

始めて母と一緒に見たわけなのですが。


案の定「ちょっとこれ可哀想ー」ということをラストで言いましたよ、だよねー、なんで助からないんだよー。お母さんまで亡くなることないじゃんか...orz
そりゃまあ、そうでないともっと大変なのかもしれませんけどさぁ。;


というわけで、今回拾ってくれたお兄さんは。
なんか流行り病で妹とおりんが瓜二つ、連れて帰ってきたらば母驚喜、なんとしてでもあとちょっとだけー、と滞在を迫られてしまったりしたわけですよ。一旦は旅に出たんですけれども、心が揺れてしまって戻ったという展開なのですよ。そこで帰るな、という突っ込みをしたのは多分私だけではないと信じています。
そろそろ懲りようよおりん。。。
君に悪気がないことはわかってるけど、周囲が死ぬんだ巻き込むな。


てか、なあ。
1話なんかはともかくとして、そして前話なんかは一人が、というのもありはありだと思うけど、むしろ死なないほうがいい話なんじゃないのかなぁ、これは。おりんを徹底的に追い詰める作戦なんでしょうか(ドラマ側の)、しかしなんていうのか今までの段階でそろそろもうちょっと慎重になってもいい気がするというかなんというか。


うーん、全部を杜撰にやってるというわけではなく。
ところどころになんかちょっとずつの齟齬が見えるので、荒っぽい話よりもむしろずっと気になって仕方がありませんね。話が決められてて、動かせないんだっていうの、どういう枠組みのこと言ってたのかなぁ。
「登場人物の死」=シビアで重厚って考える人がいないとは言わないけど。
それならそういう展開の持って行き方ってあるよな(そしてそれが成功してることもあると思うんだよな、人情時代劇の構造で作っててラストだけ違うのは逆に怖い;)。




なんとなくお人よしっぽい今度のお兄さんは。
お母さんがおりんにすっかりめろめろであるということもあるけれども、自分の目でも優しいところを見てしまっているもので、折り合い悪くそこらに出没している「辻斬り」の犯人ではないかという噂にやきもきし。
ちょうど事件の時間にアリバイがあったので一安心(アリバイ言うな)。


なんか手配されてるっぽいのは見たけれども、それは呑み込んで素知らぬ顔をすることに決めたよーですよ。そして辻斬りを捕まえるために奔走。


してたら、なんかお偉いさんの息子でしたよと。
というわけでなんか斬られちゃいました。


そういや、この息子、おりんのことも斬ろうとしてさくっと反撃されてましたっけね。あそこでトドメを差しておけば後々楽だったろうにと思うんですが。
まあ手鎖人ではなかったからなぁ。
しかし目の前で女の子斬ってるんだし別にいいじゃんな。




とかゆってる私は、なんだか微妙に話の筋やおりんを誤解してるよーな気がしないでもないですが。そっちのが自然に見えるんだもん。
(悪党でも、よく知らんその辺の人斬っちゃいけませんて。)
なんつーか、やっぱりなんだかんだとベタ系の時代劇のフォーマットを踏襲しているので、どうにもこうにも「すかっと斬って爽やか☆」ということを期待してしまうというかなんというか。
反省はしますが、ベタ離れを目指してるのだとしたら展開にも納得が行かん。;


とはいえ、なんだかんだと文句つけてる段階で悪いとは思ってないですが。
まあ、『おりん』が曲りなりにもある程度当たって、この系統で次が作られることになって欲しいなぁと思いますよ。いや、今あるものが駄目とかそんなんじゃないんだけどさ、実際、私には見てられないんだもの。




おりんは、そこの家のお母さんに、「花嫁衣裳が出来上がるまで家にいて欲しい」「一目だけ見せて欲しい」と頼まれて、昔自分のお母さんに針を習ったことを思い出しながらせっせせっせと針仕事。
め、珍しく大人しくしてたのにぃ...orzしくしく


周囲の思惑が多重に絡まって、お兄さんも母親も襲撃を受けるわけですよ。


そーして、お兄さんの最期の言葉は「たった四日ですが、幸せでした」という、、、いい言葉だけどさぁ、ぶっちゃけすげー良かったけどさぁ。しかしやっぱり彼らが巻き込まれるというか、死ななきゃならない理由はわからなかった。
納得がいけばいい、というものでもないんですが。


いやでも、せめて納得はしたいなぁ。
なにもおりんに巻き込まれた形でなければ、もう少し違う余韻があって、その言葉も本当に良かったろうになー、と思うと残念でならんっっ。