『その時歴史が動いた』日本独立 その光と影 −吉田茂とサンフランシスコ講和条約、後編

この話で私は感動することが多分出来ないし。


それは「今だから」とかそのあとの結果を見て、とか、そーいうことじゃなくて、すでにこの時点で、私は彼のしたことが美談とは程遠いとしか思えないですよ。
んで、そんなことは当人が一番良くわかっていたんじゃないか。
そしてもしかしたら、もしかしたら、、、彼の言動に賛美と、賛成を送った人もそれがわかっていたのではないのかとすら考えないでもないですよ。


Wikipedia日本国との平和条約
ところでSF条約って呼ぶこともあるんですね!(大脱線)


うんまあ、見事なまでにこの項目からではその前段階がわかんないわけなんですが、えーとなんだっけ、「日本に軍隊を置くことを、日本側から提案してもいいですよ☆」という提案を秘密裏にアメリカ側に示した吉田さんですが。
返ってきた答えが。


――よしわかった、再軍備してもいいよ。


みたいな、いや、もうちょっとややこしい段階を踏んでいたわけなのですが、どうもどっちかというと日本への要求というより、利用する心積もりのようなものがあっても恩恵に近いものだと言ってるほうは思ってたらしくー。


これだから軍隊持っててほとんどなんの損もなかった国は。。。
そーいやぁ、第一次世界大戦の後にもこんな展開ありましたよねぇ、ヨーロッパ各国がへとへとになって「もう戦い止めよっか」「うん、絶対サンセー」という会話をしていたところで一人日本が張り切っていたという、なぁ?
アメリカはこの時点では冷静だった気もするけど、多分ヨーロッパ市場との交易できなくて困ってたろーからかもしれない。
(日本は火事場泥棒で大儲けた。)




うん、こういう各国間の温度差が世界平和を阻害してるに違いない。
もちろん、全部の国が超イケイケになる瞬間があっても困るわけですが。


、、、まあ、冷静な国とそうでない国があるってほうがまだしもか。負けに負けに負けて、なんかもうそもそも最初に勝ってた頃からよくよく考えてなにが手に入ったっけぇ?
みたいなことになってて。
特に正直、海越えて侵略される心配をしたことないだろう日本人だしな。
素で軍備なんていらねーかもしれんなぁ。


防衛はアメリカがやってくれるって言ってるし、あっちはイケイケ状態なんだからお任せしましょうやなぁ。国益が即絡んでるので信用もなにもありませんし。
ソ連と中国と睨み合ってたので日本が拠点として使えるのは素でありがたいの。)




うんまあ、なんか本題の一つだけで長くなりすぎた気もしますが。;


まあ、それは今も綿々と続く事情なんで軍備についてはここまでで。
今の自衛隊ですな、誕生がそれだとまあ非難する気持ちもわかるよなぁ。


で、あとは日本「に」占領された東南アジアの国の賛同がいるんだよー、みたいな。あ、そういや前篇があるとはいえ全然触れてませんでしたが(忘れてましたが)。


条約を結ぶことによって、日本が敗戦の占領から解かれて独立することが出来る、とのことなんだそーですよ。急がない! 急ぐと高い金取られたり分割統治されたりとかロクなことになんないから!! というよく聞いてみればもっともな理由でタイミングを測っていたわけなのですがこれまで。
あんまし時期と関係なしにとりあえず反対されることは必至な相手ですね。


で、利益なんかでも釣れないでしょう。
いくら長く待つと言ってもそこまでという意味じゃない。
時間が解決することはありますが、戦争の記憶はもう世代が移り変わる以外にない。それが感情的なものではなくなることはあるでしょうが。




で、冒頭の文章になるのですが。
世界の前で、条約の場で、「二度と余所の国に侵略することはしない」ということを口にしたんですよ。で、それを「信じます」と返してもらったんですよ。
その前に日本の独立を(しかも条件軽い)認めていいものかと一番強硬に主張していた国の人が。その国の名前とか書くべきなのかもしんないけど、今は止めておくです、だってなぁ、その国の名前と日本のつながりすらピンとこなかったし。


そう、お互い言うのには一定の意味があると思うんですよね。
裏にどんな思惑があろうと、とにかく絶対消えないんですよね。
少なくとも日本って国がある限りは。w
多分、あの戦争の意味ごと消えないでしょう、そうやって一個二個抱えてくものがどの国にもあって然るべきだと思うし、大抵そうなってるんですよね。