『天保異聞 妖奇士』説五 ひとごろしのはなし / 説六 竜気奔る

うわー、本気でろくでなしー。w


でもまあ、こんなものだよなぁ我々。程度は違いますけどさ。
どっかに連れて行かれそうになった過去ってのがあって、だから普通には生きられない、だから自暴なことばっかりするし。やっとこまともに出来た友人の恋人に手を出そうとしたりするっつー。
なんか言い訳してたけど単純に迷惑ね、という。


で、そーいうところを怒られてその友人と決闘になって。
そーしたら弾みで殺しちゃいましたよと、でもそのことを後悔して嘆いていたら不思議な力が彼に呼応し、当人にもなにがなんだかわからない存在にしてしまったという。
まあ、雲七さんがそれでいいっつーならどうしようもありませんが。


つーか、わりと露骨に人間ではないことが示されていた雲七氏。
さりとてユキさんが異形と見てる節があるわけでもなし、どういう立ち居地の人なのかわかんないなー、と思ったら案外普通の素性の人で逆にびっくりしたというのが本音かな。




それと比べたら、異国の少女の。
恐ろしさのあまりに神を現世に呼び出してしまったことの罪と、心臓を抉り出して生け贄にするからと破滅させられたんだ、つーのは比べるのも可哀想というか。
まあ生け贄は悪いことかもしんないけど。


その報いに全滅ってさあ、なんかいろいろとぉ!
ルールも持たないほうが偉いのかそうなのか。
それが駄目だってことを教えるべきじゃないのか、いや、単純に自分たちと違う習慣を持った相手が怖いのならどうしようもないのかもしんないけど、第三者がそんなことに同調できるかーっ、とか。


わりと真剣に見てました。
でもなんでアトルちゃんの事情と、雲七さんの話が交互に進むのさ、なんか影響されたんだー、とか言ってたけど悪気はないっぽいじゃん。
見てて気になったとかではないけど、今のところちょっとわからん。
いや、単に今の段階では事情がよくわかってないだけかな。




なんというのか、罪を許す。


みたいなテーマがあるような気がするのですけれど、この話、いや、もうちょっと違うかなぁ。罪を犯してでも生きる、か?
それを許すのが穢れない人であって欲しいと願うのか。
全く逆に、己が這い上がってきた人、這い上がっていく人がいいと思うのかはなんというか好みの問題なのでしょうかネ。それが完全に自己完結な自分勝手な事情とまでは望んでなかったんだけどさ。w
まあ、私みたいな人間はそれを受け入れるべきなのかな、このくらいは。


いわゆるネガティブに属した人間ってのは大抵己の醜さに起因した痛い過去を持っているわけですが、その醜さってのも所詮他人から見るとあんまり大したこともなくいつの間にか済んでしまうことも多いじゃないっすか。
そうならないことがたまーにあるけどね。


雲七さんが、殺される寸前。
ユキさんにゆーたことってのは彼が確かに筆頭かもしれないけども、特別な物を伴っていても、しかし生き難いと思ってる人なんてのは珍しいわけじゃない。


そういう意味で全然特別じゃあなかったんでしょうね。
まあ、雲七さんにとってはでしょーけど、だからずっと側にいるんでしょうけども。他人の腹掻っ捌いて文字取り出してるんだから実際普通ではないかもな(瑣末瑣末)。




つーわけで(触れてません)、少女が連れてた馬はケツァルコアトルでした。
海外輸出用の戦隊で出来ない分かよ、マジ神かよ、無茶苦茶やっとんなー?!
しかも、なんか脇の登場人物が遠山の金さんの真似してました、「それは民間の噂です、、、」ってそれ自体も微妙な発言ーっ! いや、なんだっけ、尖がった顔したユキさんにもあやしたちにもなんか満遍なく含むところがあるっぽいおじいちゃんがね。
妖怪って、見たまま言っちゃ駄目ですよ、気にしなさそうですけど。


んで、そのアトルちゃんが雲七に切り掛かり。
雲七が実は存在していないことが判明していき、その背景として少女の過去が語られる。正直、兼ね合わせとしてちょっとピンとこないのはしょうがないような。。。
頭で理解することは出来るんですけどね。


少女当人が悪いから生け贄にしちゃる、というおじいちゃん(をぃ)。
ケツアルコァトルがナース仕様(byウルトラセブン)。


というところで話は続きます。
神話界では密かに有名な神様です、ケツアルコァトル。何故ナース(金色ぐるぐる巻き)。