『天保異聞 妖奇士』説三 華江戸暗流 / 説四 生き人形

3話はかなり好き、というか番組の評価の底がかなり上がりましたねぇ。
ただなんか4話で巻き戻っちゃったような気がするので、果たしてこの区切りで書くのが正しいのかどうかはわかんない。w


一言で言っちゃえば3話はまるまる事件の後始末のような。


もう一件事件は起こるけど、ほとんど通りすがりみたいなものだったし、また見事に、追われていた子どもにとっても、ユキさんにとっても自分たちの映し鏡のようなところがあったんだと思いますよ。あのおじいちゃん。
ところでユキさんの能力がどーもいまいちわからず。
なんか言葉遊びみたいなものかな?
妖異(で字ぃ正しい?)の体から文字の断片のようなものを取り出して、それだけで片が付くこともあるしそれを使って攻撃することもあるとゆーような感じでしょうか。


ところで2話のどさくさで出てきたのって別にユキさんの味方ってわけでもなかったんスね。いやなんか設定がよくわかんなくてさ。
そんなでレビューを書くなという気もしないでもないんですが、我ながら。
まあ、それで酷評しなきゃいいやというくらいの気持ちです。
設定がわかりにくいというのはありかな? とはいえ、ほとんどどの作品でもぼけーっと見てるので設定の飲み込みは遅めですが。
(ヲタとしてはかなり、まあ非ヲタさんの飲み込みよりは早いかなと。)


まあ、戦闘シーンはインスピレーション。
楽しいかっつったら別にそうでもないです、4話に至って少しってところ(ユキさん限定)(他の“あやし”たちの補佐的な動きは特に説明なくてもわかりますね)。
こう、なんというのか、創意工夫みたいのがあると楽しいです。
少なくともアクションそのものが、というタイプの話ではないみたいです、私にとっては。あ、でもOPや男装の巫女の子みたいな軽い、スピードのある跳躍はまあまあかな?




つーか忘れてましたが。
3話はボケたじー様が、鎧のなんちゃら(妖異?)にとりつかれてしまいまして、合戦の世じゃ、合戦の世じゃ。などと言ってますが、どうも世代からして戦争経験者ではなく(子どもにはピンとこなかったみたいだね)、それは妄想ではないのか。
とユキさんが指摘するところとかなんか好きですよ。


そもそも、自分があんまし余裕がないのになんで人とか拾うんスかね。この人。
いや、謝礼もらってたけど(労働量その他からして妥当な気もする)。


町中を歩いてたら戦争妄想ボケ老人に会うというのは多彩なんですね、江戸って。
4話だと浅黒い肌の異人の少女か。
(単にユキさんの類友なのかもしんない。)
つーか、≪浮民≫ってバレたのに前にいたのとほぼ同じ生活圏内をうろうろするってのもなかなかに剛毅ですね、仕事だから仕方ないのかもしんないけど。




いやいやいやいや。


3話ラストで“あやし”の組織に所属することになり。
(1話で拾った母子とは別れ。)
妖異の肉をも食う生活を送ることになるそーですが、ユキさん。や、食べるってのはちょっと面白い展開でしたね。
つーか見た目だけではどこが肉の部分なのか想像付かないな。
人喰い熊なんかを食べる感覚にも近いのかな? 確か2話の山神さんは父親を取り込んでたハズですし、そーなると人間も含まれているというか。人を喰らうタイプの輩もいるのではないのかと思います。
その場合は食べないのかもわかんないけど、まだ出てきてないし。


ちなみに、現実の人喰い熊を食うのは鎮魂の意味もあるとかで。
わりと「食べる」というのは神聖なことなのですが、しかしまあ、「汚らわしい」と言ってしまうお母さんの言い分もわからないでもないですよ。だってさあ、なんか形とかかなり妙じゃね?(拘りはそこなのか)
私もちょっと迷うなー、でも美味しそうだよなー、ただ後怖い...orz




なんかくるくると混ざってますが、4話で「仕事」として人攫いについての調査をしよーとしたら、町で何度か行き会ったことのある少女に会ってしまうという。
まあかなり露骨にOPで集合に参加してるし。
乗ってる馬のことを竜だと言ってるので。
今後なんかしら参加してくるのだということは匂わせておきつつ。


正面切って差別の問題を扱ってくる辺りが侮れねぇなぁ、と。。。


しかもこれ、差別をする側が存在せずに、弱者だけ、虐げられてきた者と虐げられる者だけで構図が完成しちゃってるというか。そんなところにすら予断めいたものは絡んできてしまうというか。
まあ話が続いてるんで以下投げます。