第一回「哀しみの母子草」

おりんの決め台詞がいくらなんでもそれは、、、というレベルだったのと。
“お頭”があんななのに約7分に一回のペースで「あー、浅見光彦」と思ってしまってどうにもこうにも視聴が妨げられることが気にはなりましたが。
まあ面白かったんじゃねぇのかと思います。


せめて30分に一回だよな!(なにを堂々と)


てゆかこれは、ストーリーが最初に決められていて、それに沿って、というのが絶対の条件だったらしく(監督談)。そこが自由だったらおりんは多分子持ちじゃなかったのと違うかなぁ、まあわりと実年齢的に無理があるとかではないんですが。
しかし違和感があるっちゃああるよね。
せめて無理強いじゃなくて惚れた男との間にだよなぁ。
わりと男性陣は好きそうなんですけど、そーいう展開、どっちかというとこのドラマやおりんは女受けが良さそうなので(男にはエロ衣装でいいじゃない!)、ちょっとその辺勿体無いかなぁって気がしますよ。




せめてお頭がもうちょっとなぁ、、、もうちょっと頭が良ければ。
(効率も悪いし、てめぇで孕ませた子どもを「殺せ」ってだったら手ぇ付けるなよ馬鹿かぁっ?! せめてなんにも関係ない相手に始末を任せるとかそのくらいの頭廻らんのかい。)


というわけで極めて珍しい形態で作られた時代劇、だそーです。
おりんちゃんは元モデル。
(青山倫子っつー「りん」とも読む字はこのドラマの前に改名したんだって、よっぽど気に入ったみたいだ。w)


んでもって脇を固めるのは妙に年季の入った俳優ばかり。


、、、おりんが一番いいと思う。
あ、いや、小林稔侍さんは別だけど!
つーかさあ、時代劇の演技ってちょっと独特でキツいなー。慣れた人は「これじゃなきゃいけない」と思っているのかなー、という気もするのだけど、ぶっちゃけ特撮なんかの“独特の演技”もよっぽど演出他でフォローしてないと見てらんないよなー。
まあ、そのうち慣れるんだと思うけど。
(『水戸黄門』なんかは設定が設定だからもともとあんま気にならない。)


しかしまあ、見得とか殺陣とかはやっぱいまいちっすね。
特に決め台詞はちょっとなー、なんかなー。さすがになー。
完全初心者の女の子って考えるとかなりのものだという気もするけど。
多分少なくとも話が終る頃までには上達するんだろうなぁ。




えーと、なんだかお庭番とかゆー人らが廃止されたっぽいです。
今で言う「忍者」とかいう人たちのことだと思うんですが、はっきり言って私、どこまで忍者がフィクションなのかがわかんない。だってなんか単語の響きがさー(実在の人らを基にしてるとか考えられないんですか)。諜報員とかスパイって言い換えると途端に現実味が出てきたような気がするのは。
多分あんまり身近なフィクションがないからだと思われます。
ジェームス・ボンドはあれで判断したら酷いじゃん! て内容だし逆に。)


でなんかそのお庭番筆頭だったおりんのお父さんが。
なんか罠っぽいのに掛けられて、なんか殺されてしまったっぽいですよ。


いやまあ、別にそこらが面白かったかというとわりと時代劇に馴染みがなくても定番だったですしわりとどうでもいいんですが。
それでなんか「お庭番」という括りにはなってなかったお家のところにおりんちゃん家のじいやさんはおりんちゃんを運び込んだんだそーです。そーして訓練を受けて育つわけですが、なんか友人と殺しあえと言われるわ、手ぇ付けられて妊娠させられて、その子どもを死産したと嘘を付かれ、裏で「殺せ」と言われてるわ。


これだけ不幸なら不幸テンプレだなー、としか思えなさそうなんですが。


いや、おりんは良かったなー、その辺。
そういうふうに見事に演じ分けることの出来る「上手い役者」を見ているのではなくて、どうしようもなくわけもわからんと運命に巻き込まれてくしかない、若く愚かな「女」を見ているんだと思わせてくれました。
そりゃあ、ところどころ違和感はありましたが。


子どもが可愛いんだかそーでないんだかどっちじゃい! とかな。
こーれが段々徐々に変化してくのだと実に良かったんですが、わりと互い違いっぽく繰り返されたのでちょっとその辺はいまいちかなぁ。まあ、実はそういうのが「らしい」のかもしんないんですが、そこばかりは定番のベタのほーが嬉しかったなーとか。
(まあ好みの問題っすよ、そこは。)


小林稔侍さんが良かったのでその辺は問題なしですよ。
あの人の演技はなんかわりといつも共通だよな(そこがいいんだ!)。


つーかエピソード半分も語ってませんで以下次号...orz