岡本太郎美術館行きました。

いや、実際の目当てはこれ↓。
・ウルトラマン伝説展行ってきました・


岡本太郎さんとゆーと、大阪万国博覧会の≪太陽の塔≫。
今も残るっつーあのオブジェの作り手さんとしてしか知りません、ASAさんにはそんなものかですかと言われたのですが、だって生まれてませんもん。
ちょっと調べてみましたが1970年ですね。
(私はその7年後ですから知りようがないっすよ、ASAさんも物心付くかつかないかくらいないかな。)


Wikipedia日本万国博覧会


さて、だったならなんで大阪万博を知っているのかと考えてみるんですが。
どっちかというと太陽の塔の絡みで聞ーたのかなぁ。
それとも「時代の映し鏡」的な出来事だったからかもね。
必ずしも後の世代の人間が知ってなきゃなんないことではないんですが、教養ってレベルのこってもないよな、少なくとも今のところは(まだ知ってる世代のが多いってこともあるな、私より半世代上だと肌で知ってるわけだ)。




んー、確か世は高度経済成長期。
日本が戦後、一番元気が良かった時代なんだろーと思うわけです。
工業工場どんがらがらがしゃがしゃ建てまくり、だって資源がない国なんだもんなー。
産めや増やせや、作れや壊せや買えや捨てろや大騒ぎ。
んで、ツケの公害問題なんかも出てくるわけですよ。


岡本たろさんて、なんというかそんな感じの人らしーです。


てゆか、この辺かなり、後に見た番組の内容ですが(っつーか、番組見てから調べたことだったり)、一番最初にASAさんと実際に見た作品の中で印象に残ったのはでっかい目のよーな黒い丸。
幾つかの画にどーもテーマに関係なく登場しているように見える「死に神」。
(これを番組では「美術の古い権威たち」って呼んでたんですが、≪明日の神話≫っつー原爆テーマの絵の中にそんなもんがいたらおかしいじゃん。;)


あ、そーいやASAさんがリボンを見つけてましたね。
作家ってタイトルだったかの絵に置かれた帽子にリボン付いてるんですよ、「この帽子は女の子のなのかなー?」と言ってたんですけど、女の子の形の帽子じゃないっすよ、あれどう見ても。




入り口のとこにあったでっかい穴の空いた角付きのオブジェは樹霊、だそーで。
しかし角が両側についてて色が白いのはとっても敗因だと思うの。


「「怪獣だー!!」」


と二人で叫んで駆け寄って、挙げ句にそのせいで美術館の入り口を見失って側にあった喫茶店の店員さんを困惑させました...orzスイマセン
(目の前なのに見落としました、てか、我々が勝手に負けただけだ!)
(あとで土色一色の同じモチーフを見て私は納得しましたー、でもASAさんはあくまで怪獣って言い張ってましたが。)


基本的にはシュールレアレズムっつーか前衛芸術の申し子というか。
まともな形してるもんが一個もねぇ。いや全く、見事に一貫して直線がありませんで、円形はわりと後年になってから出てまきすが、これはなんでか黒一色。「目」なのかなぁ、と思うんですが人間の形してるもんには大抵目がありません。
ちなみに鳥にもない。
魚にはわりと目がありますが、表情はないです。
(そーね、我々の見る魚には表情ないわ。)
(鳥の目はあんまり人間には見えないし、しかしならなんで人間に目がないのかな?)




基本的に作品自体はそんなに数がなくて、一番大きかったのが≪明日の神話≫。
これは≪太陽の塔≫と対になったメキシコのホテルのために描かれた壁画のよーです、高さは、、、そーだな、学校体育館くらいの高さ(もっと高いか)の建物にすっぽり。横幅はちょっと把握してません。


これの真ん中に骨で出来た羽を生やした骸骨。


原爆の炎に煽られて捩れているのだから原爆の意匠ではないだろーと思うんですが、しかし被害者にも見えにくい。「人間」は全く違う尺寸で半ば灰のよーになって燃え尽きかけているんですよ、いくらなんでも違いすぎる。
そもそも太陽の塔との関係がさっぱりわからない。


ちょっとあれを思い出してました、ピカソの≪ゲルニカ≫。