Task.25「禁断の果実」

一回見た時に、こーゆーの苦手☆ と流し見たんですが。
ラストはまあこの手の展開との組み合わせとしてはわりと好みで(フィクションはとことんぬる好みです、非難されても)(シビア展開も評価は出来るけどね、数割増しで評価厳しくなりますな)。
そこを頭に入れて見直してみたら案外面白かったです。
わりとぎりぎりのラインで大人にも受け入れられるよーになってるかな。


(多分だけど脚本は會川昇さん、あ、当たった。)
(でもボウケンはわりとテーマ選択の時点で見当つくよね、監督は難しい。;)


「頭のよくなる果実」で「たまたま捨てようとしていたゴミに間違って命を与えちゃったよーん」な怪人が頭がよくなって。
なんか人類に警鐘を鳴らす、つーお話しでした。
それと高丘のえーちゃんとの友情。




一番冷静なところで物を言うと、それじゃ人間に意味通じてないっていうところになるのかと思うんですが。
いや、ゴミをわさわさと街に降らせていたんですよね。
なんかの声明なりを先に出すなり、捨てた物が等価で自分たちに戻ってくる、という因果がわかりやすいよーな状態じゃないと単に災難。
もともと人間たちが捨てたものだ、とまで考えることは少ないよ。


と、戦隊サンに言ってもしゃあないんですが。


“ヒーロー”特撮だからとそういう世間へのメッセージを込めるっつーのは基本的に私は好きではないのですね、それだから嫌いってんじゃなくて、単純に面白くないし、面白くなくても「効果がある」のならば目を瞑ることも出来ますが。
正直、作り手の自己満足に見えてしまう。


つーかむしろ、この回に向かってそういうことを言うのは私が見当違いですが。
だって、アクタガミ「の」自己満足っつー作りだったんだもん、この話。
でもそれすら、他に出来ることがない、時間がないって焦りから出てきたものでもあったのですわ(そして結末を早いうちから覚悟していたらしー)。


うんまあ、批判する時は少なくとももうちっと見ないとな...orz




知恵の果実を手に入れよーと、それをそもそも見つけたえーちゃんが一つだけ生るっつー木に近づきましたところ、いつもの青い忍者さんたちが登場、ついでにアクタガミくんも。
真っ先に突っ込んで来てコケました。
弱い相手に手を上げらんないというのはヒーローとしてシンプルに好ましいですな。


んで、残りの面子も駆けつけてきて木ごとゲット。w
(いつも思うが彼らが一番見も蓋もない行動取るよなぁ。)


突っ込んで自爆してこい、と忍者のヤイバさんだったかがアクタガミくんにお札を貼り付けておりました。なんか知らんがえーちゃん助けてるし。
まあ寝覚め悪いしね。
なんで自爆しなかったのよー、とあとで怒られてご飯抜かれてた、というのはちょっとばっかしブラックだったかなー。。。
死んでたらご飯もなにも。




んでそこで偶然、落ちてたのが隙間に入ってしまっていて、知恵の果実を食べることになり(非常に時間が短いんですがあれで役に立つんだろーか、それとも元が元だったからかしら?)、天才になってー。
忍者さんたちに別れを告げて。


ボウケンジャーのところにたまたま会ったえーちゃんを通じて(赤い龍の人たちを撃退してましたもので)(「労働条件が悪い」てww)、協力するとゆーてきたものの、真墨くんと蒼太さんにその果実を奪われそうになりまして逃げ出し。


てなところで「人類の愚かしさに警鐘を」という展開になるわけですが。
よく考えたらあんまし連動してないな、細かいですが。
真偽を裏切るとか、自分たちと異なる存在は排除、なんて側面を糾弾するラインだったほーが話的には、、、まあ、長くなりすぎるかちょっと(ちとボウケンとしては重いしね)。


そして、当人らは全然ゆーてないけど、多分えーちゃんがあんまり人間じゃないってことも話の軸にあったんでしょうね。でも彼は今は人間を自分で選んでる。


アクタガミくんが自分を滅ぼす札をえーちゃんに渡して、自分を倒しにくるだろう元々自分を生み出した人らを待っていたんだって考えると。
(そして知恵の果実の効果が切れると知っていて。)
なんか、見た目通りの話ではないよなぁ。