「アマゾンの攻防 〜日・中・米 大豆争奪戦〜」

大豆めじゃぁぁぁ、と母とエキサイトしながら見てました。
なにを見てもどこに行っても、私とだと妙に盛り上がれます(つか煩い)。


Wikipediaアマゾン川


まあ要するに。
大豆は食物油にも出来るし、家畜の肥料にもなるよ、どんどんアレだよ、需要が増えてるねーみたいな(中国で肉食化が進んでることが原因の一つに上げられると思います)。なのでいろんな業者がアマゾンの大豆と大豆農家を奪い合ってるよと。
≪大豆メジャー≫というのは、えーと、うーんと。
輸出会社と言うことになるのかな、なんというのか、植民地の地主みたいな(差別発言注意)、いや、実際の関係としては資金提供者と小作人ですが、ああいや、小作人だとあれですね地主と小作人だ、また間違えた。


農家を借金漬けにして、利益を全て掻っ攫ってく人らです。


まあ、もう少しでいいから文章の含みを押えたほーがいいとは思うんですが、この人ら、ぶっちゃけ「遺伝組替え作物」絡みでも出てきてるのと同系統じゃないかなぁ。作物の危険性がどーとかそんなことより、毎年種の供給を受けなくてはならないものだから(組替え作物からは種が取れません)(単に取れない分と、取っても性質を親から受けつがないってのと両方あったんじゃなかったかな)。
(極端な環境変化があった植物は種を付けないことが多いそーです。)




日本の丸紅が市場に参入しよーとしてましたが。
ついつい応援してしまったよ...orz
別に日本だからっつーんじゃないんだけどね、なんていうのかさぁ、能力が低いっていうかなんというか、囲い込みという発想がないというか(日本資金が参入したところで、現地の産業が発展してないところはないんですよ)(善とか悪とか置いといて、どっちかというとなんかヌルいとゆーか脇が甘いらしく、技術とか取られてしまうという)。


とはいえ、さすがに借金漬け最中のところには契約があるので無理ですが。


長い間を掛けて、少しずつ資金を返却してほぼ自己資産に切り替わって、大豆メジャーとも取り引きはするものの、別のところに売ることが出来るっつー農家にとっては日本企業なんて良い鴨でしょーな。
どう考えてもすげーく嫌われてると思います、日本企業。
いかにも出しそうというか、ぶっちゃけ出してもペイするだろし、今後のバランスを考えて金額のバランス自体は考えはするでしょーが、基本的な感覚が違う。
(「この時期までに用意しないと信用に関りますからねー」なんてもう大豆メジャーと言語からしてなんか違うw。)


拝金主義っちゃあ拝金主義とゆーか、日本企業てなんかそうなんだけど。
わりと剥き出しで、「私たちと農家の関係は良いですよー、なんの問題もありません」ってなんかぎらぎらした目で断言して(日本のテレビ局相手だもんね)、しょっちゅう見張りにくるって当の農家にこぼされてるのとは違う気がするの。
うん、大豆メジャー、すげー嫌い。マジ嫌い。




「なんでそんなに大豆がいるのかしらねぇ」


と母が番組を見ながら言ってたんですが、需要の問題もあるし(大豆は基本的になんかの材料ってのが多いね)(大豆油は酸化しやすいから良くないわよ、と言ってたけど企業で使ってる場合には特に問題もないだろーし、コスト的にも押えられるだろうし)、ちょっと別のニュアンスで、なんでこの土地がそんなに大豆に拘るのかわからないらしい。
確かに、話に聞ーてる限りでは延々延々と大豆畑。


うーん、わりと安定して需要が見込めるってことがあるんじゃないかな。
少なくとも飼料に使ってるってことはそうそうブームに関係しないし、あと、輸送が簡単(硬い豆だし)、管理にもそれほど気を使わない、倉庫にそのまま溜めてましたね。


つーことはむしろ、「現金」を手に入れることに拘った結果なのか。
ほぼ全ての大豆が海上輸送で運ぶよーなことも言われてましたし、そうなるとつまりコストが安く押えられるということにもなるし、輸送コストが掛けられないということにもなる。というか、消費地が遠いってことにもなる。




そもそも海外から移住してきた人らが。
現金を稼ぐために周囲の森を減らして、、、ということになると。


なんかもし実際そうだったのだとしたら、もはや、大豆メジャーと農家との関係には留まらないのかもしんないなぁ、いや、調べてませんけど。南米なら移住民いて当然だし、てゆか、なんか画面見てると人種が混在してるみたいだったし。


ややこしいです、なんかホントに。
中国市場と、日本業者が参入してどうなって行くんだろう、これから。