#501 イルリサット・アイスフィヨルド II(デンマーク)

Wikipediaエスキモー


うっわぁ、ややこしい...orz
番組内では“イヌイット”と呼ばれていたよーな気もしますが(エスキモーと呼ばれていた人らの中にはユピト族も含まれるそーですよ)、上のはエスキモーの意味が「生肉を食べる者」という意味なら実際に生肉を食べてるんだから差別もなにもないよな。。。


下手すると生肉を食べてることを指摘するなんて可哀想、という意味に。;
差別問題ってなんか絡まった糸みたいだよなー、うーんうーん。


とゆーわけで、グリーンランドの住人です(逃げた)。
前話では主に氷河人氷河氷河っつー感じの構成でしたが、後半に当たる今回は人人氷河といった程度でしょうか。まあやっぱり氷河なわけですけどね。
いくらなんでも無視できないしなぁ、あんだけ露骨にあると。
基本的に肉食で、生で食べるっつーのも火を通すよりもエネルギー効率がいいので理に適ってます(まあ我々日本人の胃腸じゃ無理かな?)、ビタミンなんかは熱で壊れてしまうので野菜を補う必要があるわけで、野菜が取れないのならば生肉はどーしても必要になってくるでしょう。この辺の事情は肉食獣なんかと似てますな。




番組でもアザラシ漁をやってたんですが、結構なんか大変らしく。
腕のいい漁師でも一日一頭取れればいいほうだと、まー、貯蔵の問題はそんなにないんだろーけどな。w
んでその場でナイフで捌いてレバー食べてました。
(貯蔵してたのはやっぱり火ぃ入れてましたな。)
理論的には自分たちの体にとっていいものを美味しいと思うはずだから、とどきどき見守ってましたらやっぱりふっと口元が緩んで「美味い」との言。私が食べたらどうかなー、でも日本の少なくとも東京じゃあ正直夢のまた夢だよなぁ、とか思ってましたよ。つーか、生きてる獣をその場で絞めても安全とは限らないというか、ははは。。。


あ、いや、刺身って考えればいいのかな。
そっかー、他の国の人らは難しいって聞くしなー。


生肉が差別だなんだっていうのはよく考えてみると近代的っつーか近視眼的、つーか下手をすると現代的。産業革命大航海時代に胡椒が珍重されたのだって、生肉を長く美味しく食べるためってのが一番の理由だもんなぁ。
刺身だって美味くプロデュースしてなければ文明遅れの野蛮な風習だったかもしれないし、いやもしかしてそー思ってる人らもいるかもしんないしな(日本でもちょっと前まで燻製を原始的だっていう意識があったな)(今は単に自然志向の高級品だけど)。




んで後半、冬の氷が薄くなっちゃって。
その上をソリで走って漁をするということが出来なくなってしまったということが主に語られています、や、前回分でさんざ言っておいてなんですがこーゆー切り口のはわかりやすくていいと思いますヨ。
生活の変化ってのは単に住人の実感だし。
やっぱり、明言はされませんが地球温暖化が原因なわけなんでしょう。
(特にしなくてもわかるだろうとゆーこともありますか。)


漁が出来ないもんだから、貯蔵した肉を食べるって展開だったのかなぁ。
塩茹でにしてぱくぱく食べてましたが。
まあ、外から購入するのはいかにも難しそうですが。


(冒頭の“エスキモー”の項目の中で鯨を獲っているのだという話があるのですが、これについてもなんでか触れられてませんでした)(捕鯨に批判的な人らがいるからでしょーかね)(←単純に全捕鯨自体に反対してる。)




つーかそもそもです。
氷のでっかい、ある意味で無機質な塊が、多分我々が見るとだいたいは「死の世界」とでも思うしかないよーな真っ白な世界で、温かくなって氷河が減ったから命がつなげない、獲物が狩れなくなることがあるってのはそれだけでもう充分不思議な話。


当事者が語ってくれなきゃわかんない範囲のことなのかもしれません。
そもそも12月から2月まで太陽そのものが出ない土地で、知恵でなんとか暮らしていける人間のみならず様々な生物が育まれているっつーか、そもそも漁に出たら食べられるだけある、アザラシを狩って毛皮も骨も、神経の筋に至るまで使い尽くして生きていく。


「動物が私たちの目の前に現れるのは、自然が私たちに与えてくれている」
と思っていたのだとナレーションは言うのですが。


だからこそ逆に、感謝の気持ちを忘れてしまったら動物は現れなくなってしまう、大事に、無理にしないよーにしないといけない。当然与えられるものと思っているわけではないのだということを強調していました。
同じような言い回しで、慢心する民族もいたよーな気もするのですが。
(それにはここでは触れません。)