#482 デル・モンテ城(イタリア)



変なおっちゃんが立てた八角形の城です。


しゃっきり喋らんかい、オダギリジョー(カウント数稼ぎのフルネーム)。
とか、画面に蹴りを喰らわせてましたが、螺旋階段が逆向きという辺りから乗ってきましたねー、この捻くれモノ。ちなみにその辺の趣味は似てるので嬉しいです。
てか、捻くれていることに信念を持っているオトコだと信じてます。
開き直ってるとも言います、だって曲がってるからしょーがないじゃん。


いやそんなことはどーでも良く。
なんで逆向きなのか、結局よくわからんという。
ていうか、拘った住居じゃないことはわかるんだけど見るからに。
別に城に辿り着くまでは普通の右巻きなので、辿り着くまではおっけー。
しかし中に入ると暮らしにくい、つー。


左巻きって、人間の摂理に反してるみたいで違和感あるんだってさ。
(捩子も右に巻いて、左巻きじゃないと取れない。)


Wikipediaフリードリヒ2世




変なおっちゃんというのは、私にとっての褒め言葉なのですが。
信念の入った変なおっちゃんだと信じています。
イスラムやらキリスト教カソリックやら、東方正教会カソリックと別れた宗派)やらやらがあったらしー国で生まれて育ってしまい。


育ってから「十字軍に参加せい」と言われて捻くれ絶好調。


拒絶したあと、聖地エルサレムにてめぇの実費(問題なのはそこではないの)で行って、武力を使わんと交渉で聖地を貰って来ましたー。
で、怒られた、と。
馬っ鹿じゃねぇの、なにが十字軍だよ。
(いくらなんでもこの軍自体は昔っから大嫌い。)




変なおっちゃんです、大好きです。
そのあと、わりと長い時間を掛けてローマ法王(怒ったヒト)とも和解したっぽいです、財力が物を言ったのかしらー。
もう少し信用しろよ(どちらをでしょう)、とか全く思わないわけでもないんですが、たかがお金で片がついたらなによりじゃあないですか。そんな細かいコトには拘らないおっちゃんだと信じていますですよ。
(てかそもそも、どーして和解したかとか欠片も知らんがな。;)


てゆーか、こーゆー、王さま(王さまだったんだよ)(忘れてた)のいる国ってどうだったんでしょーね、イスラムの交じり合う教会なんぞ見てすごして。
生活を同じくして。
それでも≪十字軍≫なんつー馬鹿げたことですら、完全には否定しなくて。


従軍を拒否っただけでなくて。
先廻り(してないしてない)して、聖地持って返ってきてしまって。
軍そのものの意図をなくしてしまってね。
ものすごーくものすごーく、ものすごく変なヒトです。


しかもそのこと怒られて、そのあと和解すんだよ?
こーゆー王さまを抱いて、幸せだったのかなぁ、国民て。
でも普段の行動からなんか変っぽい気もするけど(結構強引に自分のしたいこと、脈絡なく通すような気もするし)。




八角形の変な城は、居心地悪そうですヨ。
なんであんな最低限に最低限なんだろーかと、王さまのくせに。
別荘とかWiki辞典に書かれてるけど、あんな別荘やだよ。


てゆか、イスラムなら六角になったみたいで。
じゃあ八角形ってなにかなと思ったんですが、総合宗教のつもりだったんかもしれませんね、彼の。宗教の違いで争いたくないっていう意思。
誰よりも図太く逞しく、そう思われつつ。
もしかしたら誰よりも深く傷付いていたのかもしれません。
で、ところであのお棺に他に二人も入ってたのは何事(寂しくないかなー、とか今ちょっと思った私も大概に阿呆です)。




ところで「デルモンテ社が買い取ればいいのよー」とか言った母は。
馬鹿ですかと思いました。
もちろんのこと愛しているので、他のヒトはそー言わないで下さい思う分には可です、そもそもアレは世界遺産だよッ。


ところでデルモンテってどういう意味なんでしょうかね。。。
地名?