第8話「冷血星人の呼び声」

ど、どう考えても納得は行かないっス...orz


この話の被害いらない、、、本気でいらない、シビアな展開とかそんな問題じゃないよぅ。取り憑かれて引き離せないとかそういう設定にしたらいいだけじゃん。;
どうにもなんない「被害」であってこそのヒーローの価値じゃないの。
な、なんか間違ってねぇか方向性。
悲愴な顔して嘆いてりゃいいってもんじゃねーぞくぉら?!


要するにー、今回兄弟たちが訪ねた研究者さんの婚約者が宇宙人になんか頭に埋め込まれて、遠隔操作を受けることになってしまいました。


というのは少しはネタバレなのかもしんないけど、まあ誰が見てもわかるし。
ただ、それが判明していく過程がそれなりにサスペンスっぽく、あと、光三の持ってる「スペクトル眼鏡」(どういう仕組み?)があるってことがかえって話に面白い傾向を与えていたんじゃないかと思いますっていうか、評価モードに入っちゃってるわけですけどね。
結論に納得が行かないとどうしても余計なこと考えるよなぁ。;


つーか、話が単純なわりには緊迫感あって面白かったんだよなぁ。


別にさあ、どうしても助からなきゃいけないってんじゃないけど、よもやあんな適当な終わり方にされてしまうなんて思わなかったんですよ。いや、そりゃ、兄弟の誰かが手に掛けるよりは婚約者のほーが悲壮感はあるよ? でもさー、そんなに状況が切迫してなかった。
どう考えてもあの最後って必要ない。
そこで設定をちょっとずつでも変えててくれたらさぁ。。。


ただ、うーん、私がなんか見違えてるのかなぁ。
それでもどうしても思っちゃうんですよね、「なんで?」。兄弟たちがいなければ、もう宇宙人の接触もないだろうし、それ以外の点では無害だろう、身を引こう、という意見が劇中で出されていたからかもしれませんし。
それにさぁ、これ、私は6話見てないけどすでに8話目で、今までさんざん別の方法で体を覗くってやってきた後だし、確かに今まででは一番効果的だけど人間の命を犠牲にして、というほどの精度にすら見えないし。
人の脳味噌の中を引っ掻き回そうと提案してるヒーローってのもなんかなぁというか。
(ちょっと考えなしの無鉄砲な三男だからまだしも。)


それを、作った側が全く気付いてないってんならともかく。
なんとなくわかっている節があるのにどうしてそうなるんだろう?
なんかさぁ、別の結末にしようとしていた話を、無理矢理に悲劇成分を高めるために捻じ曲げられてしまったよーな気すらしてしまうんですよね。


その名残り、というか抵抗が。
光三に対する長兄の意見だったりしないかなー。
設定から変えてしまえば、いや、台詞だけでもいいから。多分、違和感とか感じることなかったんじゃないかって思うんですよ。どうしても。
そもそもそんなこと全然感じない人がいて。
それだからこそ、こういう話、ラストになったんだという気もするんですけども。
悲しくないよ、これ。うー。




要するに話の筋は、あくまで遠隔操作なんですよね。
(でも、前から意識を失う、というような台詞があったりしたんだよねぇ?)
ターゲットになってしまったのは兄弟に始めて効果のある方法を与えてくれた研究者の婚約者、「昨日から宇宙の声が聞こえるようになったんですよ」とかなんか奇妙なことを言っていたりするんですが、普段は光三の眼鏡で見ても普通の人。


んでなんでわざわざ遠隔操作したりするのか、というと、どうも熱に非常に弱い宇宙人だかららしいとのことですよ。うんうん、その辺はおっけー。
あ、それとこの人(?)の「打破!光子ロケット」の理屈は正しいと思いました。いいんじゃん? とりあえず一方的にやられてあげなきゃなんないほどではないものの、はっきしいって言ってることは妥当です。
むしろ兄弟のほうがあやふやですよ、うーむ。
兄弟たち自身の倫理感なら胸を張れるかもしんないけど(どうかなぁ?)、これによって発展していったあとの地球人となるとねぇ。まあ、ここで食い止めたところでまた別の技術が出てくるだろうっていう反論辺りはあるかもしれませんが。
いや私がそんなこと考えてても仕方ないんですか(つか敵に納得せんでも)。




やっぱり納得行かなぁぁぁぁいっ!!


シルバー仮面に任せておけば良かったんじゃん、つーかどう考えてもあれ、本体倒したら元に戻ったっぽいじゃん(演出が)。そうでなくても、そもそも遠隔操作なんだから操作元を断てばいいなんて誰だって思いついてもいいよなぁ...orz
大人向けだダークだなんだって褒められて、なんか間違っちゃったんじゃねぇの。
どうしても婚約者の手で終らせたいのなら、動機を描けば良かった。


誰が悪いんだか、どこが噛み合ってなかったのかわかんないけど、この結末は私は評価しません。私は「悲劇」ってのはこういうものではないと思う。