#473 グランドキャニオン国立公園



結構面白かった。w
Wikipediaグランド・キャニオン


ていうか、最近この手の書いてないんで、なんかどう書いていいんだかよくわかんないですよ。そもそもグランドキャニオンは「ラスベガス行ったら一度はおいで〜♪」という感じの、自分は一味違うナチュラリストですよ、というタイプの人には受けが悪いかもしんないという予感もあるわけです。
(ほら、私ってそういうタイプですしー。←自称すると逃れやすい)




北アメリカ大陸さんの、南北はだいたいアメリカの真ん中くらい、東西は左から3/4くらいかなー(ホントに表現がナチュラリストじゃねぇな)。
砂漠っつーか。
ゴビ砂漠っつーか、いや、色がちょっと似てますやん(低木のある荒れ野と考えて下さい、あと岩とかも多い)。


がーっと斜め80度くらいに突っ立った崖に。
なんや縞々の土の色。縞々縞々。
わりといろんな色をしているが、わりと赤茶系で、ところどころ毒々しいくらいに赤い。あとで聞いていたら、酸素が出てきた辺りの時代の土なのだそうな。ああ、酸化、、、なんだっけ? 鉄か? まあいいや(少しは頑張れなちゅらりすと)。


壁の縞々ってのはもとは堆積してった地球の記憶だ。
むかーしの貝の露出している層なんかもあって、要するに≪プレートテクニクス≫(大陸がお盆に乗っかってるよーん、という説)でごーん、とでかい大陸がぶつかった時に、その間の海底がせり上がって平地よりもずっと高くなってしまったよ、という地形の一つ。
ところで、どことどこが結合したのかわからんかったのだが。
(インドがアジア−ユーラシアにぶつかって出来たヒマラヤ山脈とか有名。)




んでもって、どうにも気になっていたんだが、どうしてあんなふうに土地が削れているのかは実は完全には解明されていないそうなのだ。
今は多分、風でざかざか削れてはいるのだろうが。
なんつーか、私たちが記録に残すくらいになった頃から、すでにあんな土地だったということなのだろう。


「景徳鎮を思い出す」と私がゆったらば。
「でも、あそこもっと尖ってるわよ?」と母が言った。


母が正しいよーな気がする、ただし、谷底の水が薄緑に近いところがあり、そこの段差に要するに石灰質で出来た皿のよーな段差が存在している場所があった。
雨が降っていたら、あんなふうに今頃尖っていたのだろうか。




谷底の川は、赤茶の色をしていたところもあった。
上に書いた、金属質の多い土地ではなくて、多分粘土質なんじゃなかろーか(しかしこれは見た目からの推測にすぎず、確証はない)、粘土質は確か生物が元だったように思う。海底がせり上がったのなら、不思議なことでもない。


有名ではあるが、この地は複雑で面白い。


ものすごーい、のだが、なんだか首を傾げる。
どうしてそうなったのか、というところがよくわからないのだ。石灰質が多いのならば長い時間を掛けて崩れていったのだろうか、でもそんなことなら、人間たちが観察している間に少しくらいは起こってもいいようにも思う。
6つくらいだったかの説の中に含まれて、、、はいるだろう。まあ。
土地を削る要素に風を思いつかないなんてことはない。




――そんなことを知りたがるほうが間違っているんだよ。
大地の雄大さを感じればいいんだよ、それこそがなちゅらりすとだよ、とか言われたらナチュラリスト(なんだか知らないがたまにそんな認定を受ける、獣みたいってことかー?)の名はお返しする、だって知りたいんだよ。


前々回の≪手の洞窟≫の時のよーに、少数民族が紹介される。


「あの守り神(頭でっかちの岩だ)が崩れた時、私たちも土地も終わる」
とゆーよーな言い伝えがあるのだそうな。


「土地も人も、有限であるのだという〜」、うるせぇ。
有限なんてわかりきったことを。
守り神が倒れた、なんてだけで決められて溜まるか。ていうか、そういう言い伝えがあったとしても、もしそれがその人たちの中に、本気で根付いてしまっているのだとしたら、どちらかというと、侵略するのは風でも水でもなく。


「文明」なんでないの。
なんだかそれは、素朴な信仰には見えなかった。
どっか哀しかったな。