「坂の上の雲(1」司馬遼太郎

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)

≪密林.com≫


別に文句があるわけではなくて、派手好きなんだもんこの人!!


と、多分日本でかなり有名なヒトなのに(しかも故人)、いちゃもんをつけてみたりするわけですが、むしろご当人のほうが控え目で好きなくらいです。
台湾で、李登輝さんに「案内するヨー♪」と言われて、全く本気にしなかったのは、アナタの立場だとどうかと思います、ちょっと待ってよ、そりゃあ小説家の括りではありますけどもどう考えても一般人じゃないでしょう?!
街道をゆくの台湾篇でだったなー。)




しかし私、派手な人は基本的にあんまり好きになれないんですよ、見た目が派手なだけの常識人とか派手に見せ掛けて単に貧乏性とか、好き好んで目立ってるわけではない人とかは好きなので誤解されやすいんですけど。
そーいう人の活躍する本とか触手が伸びないんですよ。


とか、極めて身勝手につらつら述べても、にこにこ頷いてくれそーなじーさまだというような印象があります、いや、愉快だな、と。


というわけなので、彼の本は一冊目を読んじゃあ放り出し、また別のシリーズの一冊目を読んじゃあ放り出し、としているわけですが。それでも一度手に取ったら数行で放り出して(その辺の記憶は出来る)、好みか好みじゃないかを判断して以降下手をすると同筆者の同ジャンルのもの全て切り捨てるよーな私的には。
かなり優柔不断な態度だという気もします。
有名だからの、そーいう態度なわけでもない気がします。




前置きがいくらなんでも長すぎますかそうですか。


正岡子規さんと、秋山、、、のにーちゃんと弟の話です(諦めた!)。
えーと、秋山兄弟は、なんか知らん間に兵士になることが決まっていた感じで、弟のほーもにーちゃんがにーちゃんだから、という要因はないでもないんですが。
やっぱりわりと流されてー、という人生なような気もしますが。


そもそも食い扶持をどうしようか、というような社会情勢なので別段それが悪いということもありません。
てゆか、秋山のにーちゃんは、家族が食っていくのが苦しい中、養子に出されそーだった弟を「自分が養う」とか言い切っちゃって、そんなに年齢差があるってぇわけでもないのに本気で成し遂げた辺り超男ですよ、かっちょいいー。
誰がなんと言おうと、人を養うのは尊い行為です。




1巻しか読んでなくて、1巻ではまだぺーぺー兵士だから説明することないよ。
うーん、そもそもどの時代だったかなぁ。
日露戦争で兄弟ともに活躍するってんだから、その前の時代でしょうが、そーなると(えーと)1904年、だとまだ時代は明治。
後の昭和天皇が1900くらいに生まれてますから、わりと覚えやすい。27か28くらいで位をついで時代が変わったんじゃなかったかな。調べてもまた忘れるのでわざわざ調べませんが(をい)。


秋山兄弟と正岡子規さんは同郷です。
しかしどこだったか忘れました☆
いい感じのお殿様がいて、なんか結構教育が盛んだったよーな気がします(覚えろよ覚えろよ)。明治に入ってるんだと思うんですが、なんでお殿様がいるんだろう。
でも明治に入ってないと、ごちゃごちゃしてて教育どころじゃないよなぁ。




秋山兄は結構男気が溢れていてぶっちぎれています。
腹が据わるとかなり思い切ったことをやらかして、なんでそんなことをやったのかあとであんまり覚えていないという(でも正しい)(弟の話好きですよ)。
寡黙で、苛烈な意思の持ち主なのでいかにも一目置かれそーです。


弟を養うために、教師をやっていたんですが、なんで軍に入ってるんだろう、教師の内容がそうだったんだろーか、それとも食い扶持のためだか忘れました。
まあ、向いてますよね。




秋山弟は、ちょっと天才肌っぽいですね。
ひたすら勘だけで試験を通っていたらしーです。
てことは、戦術向きかなぁ(戦略/戦術という分類。by『孫子』)。
(とりあえず反対に覚えていたのは見なかった方向で...orz)


武士のお家の人だったっけかなぁ?
教育者の家系だったよーな気もします。




で、正岡子規さんは秋山弟の同級生。
エキセントリック、つーよりか、「エキセントリックであると見せたがる」よくいる青年なんですが、微妙に本当に繊細がすぎるという。w
(ややこしいよ。)


というわけで、以下次巻。